富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

天皇誕生日

fookpaktsuen2014-12-23

農暦十一月初二。今朝は文化放送が特番で「三木鶏郎の世界」(こちら)。三木鶏郎といへば戦後ラジオの神様みたいな人だが午前9時から2時間の特番って「こんな貴重な番組、なんで平日の朝に!」と思つたら日本は天皇誕生日。香港は平日。世の中だいぶ年末聖誕気分だが黙々とお仕事。晩に陋宅で肉骨茶啜る。年末の「今年の皇室」みたいな番組をNHKで見る。まさに「祈り」あるのみ、の両陛下。朝日新聞で一連の誤報につき第三者委の報告が出て朝日のその総括特集は全部で八、九頁あつたかしら、の記事でドキュメンタリー的にかなり読み応へあり……それが自社の誤謬ついて、なのが何とも皮肉だが。

今回の検証記事は、謙虚さではなく、むしろ頭が高く上から見下ろすような印象を受けるものであり、真摯に責任を取ろうとする姿勢が感じられない者も多くいた。朝日新聞の記者は、上記の基本的な報道のあり方について今一度思いを致し、自己が報道という権力を持つ意味と、そうであるが故に、誤った際には素直な謙虚さを忘れずに報道しなければならないということを再確認する必要がある。(略)今回の検証記事は、形こそ読者に呼び掛けることになっているが、内容は読者向けではなく、朝日を攻撃する他の新聞社や、雑誌、週刊誌、インターネットの論調向けに自社の立場を弁護する業界内向きのものである。真に読者に向いた記事であるならば、真摯に自社の至らなかった点を指摘し、なぜそのようなことになったのか、今後どのようにしてこれを改めるのかについて読者に釈明するものとなったはずである。そのような記事であったのであれば、このたびのような事態には至らず、ここまで厳しい批判はされなかったと思われる。

読売も一面トップで「朝日の慰安婦報道「読者の信頼裏切る」……と読売も本当に情けない。
▼陶傑氏の今日の蘋果日報連載で「日本上水」が面白い。福岡に大陸客押し寄せ「ばっちり買いまショウ」はまさに福岡が日本で「上水」化、と(こちら)。日本で何かと厭はれる大陸客だが香港人がそれと一緒にされることへのジレンマと恐れもあり。それに対して陶傑氏曰く

雖然民意調查,八成日本民眾對中國人反感,但日本人比較喜歡香港人。只要去到,行為自重,首先禁喧嘩,不要見甚麼都亢奮,將聲浪降低再降低,你就是文明的世界公民。
香港人也不必妄自菲薄,覺得自己甚麼都不如人,「上水經驗」不是很好的「經濟模式」,可以輸出供日本借鑑嗎?香港人,有一點自信,好嗎?