農暦十月十三日。寒さ厳し。かつての同僚Ｌ氏、定年退職後の暇も十分に楽しむ間もなく内臓疾患で通院続き六十四歳で逝去。紅磡の殯儀館での道教による通夜に往く。死後の世界が冥土だとすれば仏教より寧ろ道教だと殯儀の際に冥土感が色濃い。ハッピーヴァレーに戻りＺ嬢と落ち合ひ奕蔭街の佳餚美選に飰す。ハウスワインでFrancois Lurton Les Salices Merlot 2011年。
▼新聞各紙が自民300議席超す勢ひと報ず。悪夢。民度高ければ「これはまずい」と反自民に票が回るが自民支持の中には晋三嫌ひでも「地元の先生に、なら」の土着文化もあれば「他に政権委ねる政党なし」とわかってゐるやうな良識論での自民支持もあり。いずれにせよ広汎な自民支持が結局のところ晋三支持となることに気づいてゐるのかしら。そして晋三に政権委ねる怖さも。自民と改憲諸派手を組めば３分の２超えることも。唯一の救ひは比例区で善戦の共産党が議席倍増固し、って結局そこしかないんだもの受け皿が。国民の多数がこの「自民本願」で逝かうとするなら、そして対抗政党もないのなら真剣に東アジア反日非武装戦線を組織しないといけない時代になるぞよ。
