富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2014-10-17

農暦九月廿四日。気温はまだ汗ばむほどだが秋らしい快晴続く。まわりは半袖ばかりだが寒がりのアタシは(冷房対策もあり)ウールのベストなど着てゐる。散髪。晩に六国ホテル粤軒で四、五年前に香港離れた鳥取Y嬢、ずっと香港にゐる八戸S嬢、Z嬢と会食。この季節初で羊腩煲を飰す。Corte Sant Alda Vigne di Mezzane Soave 2012年と名前失念のロートシルト系の某ルージュ。昨晩も宴会あり粤軒で二晩続き。昨晩は日本から来られた英国人C氏がワイン好きだが中華に合わせたことない、といふので香港は豪州ワインはセレクションも多く値段も良心的、といふことでClonakilla Hilltops Shiraz 2012年。遅晩に旺角で9千人に増えた占拠学生らと警察が衝突。行政長官測量梁は週明けに対話と発表するが無策の行政長官、政治改革に面倒な役目負はされた政務司司長(林鄭月娥)や政制及內地事務局局長譚志源(写真中央の禿頭)もどこか不安げな表情ばかり。写真とは面白いもので偶然のショットなのだらうが怯えるやうに物陰から顔を出す測量梁らの表情。陶傑さんが蘋果日報の連載で「山本五十六」と題して何かと思へば欧米の事情に明るく主戦論とは遠い立場にあつた山本五十六が戦争に巻き込まれる態と親の代から英国のケンブリッジで植民地の政庁官僚として経験積んできた林鄭月娥が今の立場でどれだけ難儀してゐるか、を山本五十六のやう、と。