富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

甘飯館

fookpaktsuen2014-08-04

農暦七月初九。晩に天后。K氏夫妻と令嬢、S夫妻、Z嬢と甘飯館に飰す。甘飯・館に非ず、甘氏営む飯館。一昨年の秋に甘健成逝去から𨉷記に一度も足を踏み入れてをらず。𨉷記の経営権は健成氏の弟が掌握、甘健成の長男・甘崇軒が数ヶ月前に開いたのが、この甘飯館。旧知の客で盛況。唯靈先生が
天后「甘飯館」主打傳統口味小菜,開張以來反應也甚為熱烈,有不少朋友早幾天前訂座也有向隅之嘆。為了提高接待客人的靈活性,特地騰出一張大圓枱以供「搭位」。在競尚新潮,互誇奇巧的食風之下,甘飯館的傳統風味宛如濁世清流倍覺可喜。區區第一次打開菜譜,看到那些老老實實的小菜,如味菜炒鵝片、北蝱蒸雞、原粒豆豉雞、涼瓜牛肉、山楂咕嚕肉、古法炆斑翅、西蘭花生炒斑球之時,不由湧起一陣有如老友重逢的激動。崇軒遵守乃父甘健成原則,所有斑翅、斑球、斑頭腩,都用即日生劏海斑,每日活宰一條十斤左右的海斑,售完即止。由於定價相宜甚為搶手,要一嘗佳味,最好在訂座之時預留,以免失望。「甘飯館」晚市主打小菜,午市一般碟頭粉麵飯,都在四十元範疇之內,消費與茶餐廳相若,更是工薪階層午膳的好去處。區區欣見世侄創業有成,尚祈繼續努力,向前邁進。
と絶賛してゐたが(七月廿一日、信報)メニューを見て、まぁ料理の値段が良心的なこと。崇軒氏自ら店内で忙しく働き汗をかくのが立派。日本語で料理の説明も出来るので「どこで勉強したの?、カナダ?」と尋ねたら何十年も前に日本と仕事する機会があつて少し覚えただけ、と。彼にとつては𨉷記にそれなりに食してゐたアタシも初見。それに比べ狭い店内は「これでもか」といふほどに𨉷記の常連だつた上客ばかりで信報など新聞でよく見かける顔ばかり。抜栓する葡萄酒も尋常に非ず。当方の葡萄酒は三人とも持込みが赤でLouis M. Martini Monte Rosso Gnarly Vine Zinfandel、Avignonesi Vino Nobile Di Montepulciano、Le Sartre Pessac-Léognan Grand Vin De Gravesでいずれも2011年物。七時に開局で八時半すぎには「次の客がお待ちで」と慇懃に「早く出て」と促される。かなりの盛況。すでに手狭感あり。食後にZ嬢と近くの晶晶甜品。蔡瀾の揮毫、「食」の運筆は滅茶苦茶だが「足一世」は余裕あり。
▼読売新聞で海外旅行の30年だか特集あり。1972年(1ドル=308円)は日本人の海外旅行の渡航先1位は香港で34.9万人、マカオに19.4万人なので香港に来たうち55.6%がマカオに足を運んでゐることになる。2位が台湾、3位がハワイ。1992年(128円)となるとハワイが163.7万人でハワイ除く米国が133.9万人で2位、3位が韓国で4位が香港(93.7万人、マカオはデータなし)。それが2012年(78円)となると韓国(351.9万人)が1位で僅差で中国、3位のハワイは韓国、中国の半分以下で146.5万人。台湾、タイと続き香港は125.5万人で5位。
共同通信集団的自衛権行使容認賛否についての世論調査。20〜30代で反対69.7%(女性76.8%、男性62.7%)。7月調査から17.9%増。40〜50代の反対は57.5%、60代で55.2%。全世代の84.1%、行使賛成者でも63.6%が説明不十分と回答。