富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ　現在は身在日本

ディエゴガルシア島

fookpaktsuen2014-07-21

農暦六月廿五日。運動不足続き腹デブ感あり。慌てゝ帰宅途中にジムで５kmだけ走る。焼け石に水。晩飯のあとに新界の地場のマンゴー頬張る。初めて。２つ割つてみるが一つは十分に甘いが一つは渋く当たり外れあり。
▼「陰謀論」といへばそれまで、だが911のあたりから世の中で公式に発表されることが信じられないのはアタシだけぢゃあるまひ。911からといふと不正確でケネディ暗殺もアポロ11号も、ロッキード事件もJAL機の御巣鷹山も本当のところが何も信じられないのだがMH370便の行方不明で疑惑の脚光を浴びたインド洋のディエゴガルシア島。英領でありながら米国に貸与され米海軍の要塞とされたが滑走路を据ゑるための島のやうな米軍の空港島。今回のウクライナでのMH機の爆撃も何か関係があるのかしら。まぁロシアだけを悪者にしたところで解決する話ではない。世の中、陰謀ばかり。それにしてもこの島。見るからに滑走路といくつかの建物だけ。MH370便の乗客収容も大変だ、と思ふが、この島の広いコーヴの浅瀬の地下に巨大な秘密基地があったり……なんて空想が広がる。007の映画を子どものころは空想だと思つてゐたが現実だったりして……。
▼今日の信報、劉健威兄の「樓塌了」が面白い。「杜老誌」といふ、湾仔の杜老誌街にあつたナイトクラブ Tonnochy*1 舞台にした話劇、梁家輝（トニー＝レオン）ら出演の話劇の紹介から話が始まり「夜總會真是一個好題材，香港的夜總會是沒落了，很希望有人在學術、文學上都有所記錄，反映時代。」と語るは

香港歸還中國，訒小平說，香港可以「馬照跑，舞照跳」，一九八四年，中英草簽之時，大富豪夜總會開幕，前光大集團王光英主持剪綵，成為訒小平說話的註腳，充滿政治隱喻。而八十年代中期打後的二十年間，着實是夜總會發展的高峰期，尤其是千禧年伊始，公關小姐供不應求，各夜總會互相挖角，因「爭女」時而發生暴力事件。但短短十多年，夜總會就趨於沒落：二〇一一年杜老誌、二〇一二年大富豪相繼結業，正式宣告夜總會年代的完結；昔日笙歌燕舞，如今是燈火下樓台，業內人士，尤其深刻地感受到夜總會由盛而衰的辛酸──那些在尖東大場工作的小姐，以前「出街」一次，收費千五到二千，夜總會結業後，只好投奔油麻地小場，收費折半。真是「眼看他起高樓，眼看他樓塌了」。
「舞照跳」，政府不禁黃業，但黃業沒法跟東莞競爭，自行沒落，舞再跳不起來。
希望，這不是香港沒落的先兆。何只夜總會，香港的競爭力也在節節衰退，連跌兩年，現在被新加坡超越，跌出三甲。
夜總會衰落是個警號？

やっぱり健威兄はこのテのちょっと艶っぽいネタを社会事象として取り上げるのが日本でいへば藤本義一的、小林信彦的にお上手。

If Mr Abe can bring home Megumi Yokota, a national totem whom North Korean frogmen seized in 1977 when she was 13 and who may or may not be alive, then he would become unassailable. But it is hardly wise to rely for political succour on the world’s worst―and least co-operative―regime.

*1:杜老誌，Malcolm Struan Tonnochy，（1841年12月−1882年），英國人，曾任殖民地時期香港政府布政司、財政司、香港監獄長、海軍法庭（Vice Admiralty Court）負責人，兼司法長官及驗屍官。在1882年曾任署理港督。杜老誌是灣仔街道杜老誌道命名的由來，他是1861年10月12日「官學生計劃」的第一批官學生，同期的還有C·C·史美（CC Smith）和田尼（W.M.Deane）2人，當年合稱「翻譯三子」。