富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2014-07-05

農暦六月初九。土曜の朝はNHK-FMでピーター=バラカンWeekend Sunshineを聴くことに始まりTBSラジオ永六輔の土曜ワイド話の特集」だけ=ラッキー池田登場まで聴くのが日課。永さんが集団的自衛権閣議決定について、そもそも前の選挙での投票率の低さが元凶、と。御意。自民に対峙するだけの政党がなかつたのも深刻な問題だつたが、民主党に呆れ自民党には投票できぬといふ有権者の大量の棄権が問題。死に票となるのなら、せめて共産党にでも死に票を投じれば良かつたのに。午前中は公邸で書類整理。午後銅鑼湾で打合せ一つ。日本人倶楽部で図書館の放出本あり余り期待していなかつたがサヴァランの美味礼賛(岩波文庫)、ジェラルディン=ブルックスの知的ミステリー『古書の来歴』、大槻ケンヂの乱歩本、中島らもの明るい悩みの相談室?と予想外の収穫。Z嬢と待合せ酷暑のなか買物。自宅マティーニ。晩に大根おろしと韮汁で豚のしゃぶしゃぶ。NHK-FM片山杜秀「音楽の迷宮」ハイドンハンガリー音楽について、を聴く。
▼「梅雨空に「九条守れ」の女性デモ」と詠んださいたま市の公民館で俳句サークルに属する女性(73)の俳句を公民館だよりに掲載拒否。公民館職員はこの女性に「集団的自衛権で世論が割れているときに一方の意見だけ載せられない」と連絡。公民館長は「公民館が選んだと誤解を受ける」と説明、さいたま市生涯学習総合センターの副館長も「集団的自衛権についてはいろいろな意見があるなかで掲載するのは偏った表現と受けらとられかねない。妥当な判断だった」とコメント。政府が思想弾圧してゐるわけでもないのに勝手に配慮する民草……何とも呆れて言葉もなし。
▼ラダマン(断食月)のあいだも必ず店を開けろ、とウイグルはホータン市の食堂主に警察が強要。「民族間の団結を守るため」がその理由。中共の本来の民族自治政策なら民族間の団結守るためにこそ各民族の尊重のはず」だがイスラム弾圧が現実。