富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

香港に市長を!

fookpaktsuen2014-07-04

農暦六月初八。酷暑。摂氏34度に至る。散髪。晩に鹿児島は白金酒造の焼酎「石蔵」飲む。
▼毎週その特集のバラエティに敬服のHK Magazine誌(4 July issue)が“HK needs a mayor”と題して“Fxxk The Chief Executive”で紐育、倫敦と香港を比較。行政長官普選で香港は揉めるが、そも/\やゝこしい実質的に中共欽定の行政長官ではなく香港に必要なのは市長のはずで人口は紐育が841万人、倫敦が842万人、香港が722万人とほゞ同じ規模で(倫敦は大都市圏でなく倫敦市)、首長選挙は紐育が116万人の投票者で59万人により現市長が選ばれ倫敦は同じく205万人のうち106万人、それに対して香港は1,200人の選挙人のうち689人のが測量梁を行政長官に選ぶ現実。その香港の行政長官の待遇は年収HK$5mで紐育のHK$1.7m、倫敦の1.9mに対して破格。単純に市長が市民により選ばれるのが本来の自治。香港の歪みを説くこの特集の発想は秀逸。昨日の立法会で行政長官測量梁の71デモと普選要求の世論に反応せぬ態度に不満の泛民主派議員たちが審議拒否で立法会に測量梁登場に合わせ退席するなか過激なパフォーマンスが売りの黄毓民議員が測量梁に向かってガラスのコップ投げつけ政府はこれを警察沙汰にして議事堂に警察を呼び現場検証。黄毓民は晩に自ら警察に出頭して自首してみせる。立法会は腐っても立法府と思へば、この稚拙なパフォーマンスといひ日頃の立法会での低俗なパフォーマンスや言論は、測量梁政府の駄目ぶりは別にして、日本の議会もオヤジの下品な野次も同様だが、やはり見苦しいし節度はもち高尚であるべき。世の中を腐らせてゐるのは<権力>側ばかりに非ず。