農暦六月朔日。酷暑。摂氏33度だかの暑さで炎天下では体感気温はもっと高いが終日の出先仕事で日傘に隠れても汗だく。早晩に中環。FCCにて深井O氏と食事。面識得て「近いうちに食事でも」が数年に至る。アンティパストを肴にVinicola Zonin Chianti 2012年、食後にMoët & Chandon飲む。
▼英エコノミスト誌の巻頭特集(こちら)は“The third arrow”と題して“Shinzo Abe has the best chance in decades of changing Japan for the better. He seems poised to take it.”なんださうで“Mr Abe must go further. And across the range of reforms, he will have to force change on those still determined to resist.”と応援するのは経済改革さへしてくれゝば誰でもいゝのが経済界。
▼郷里の畏友J君が水戸で一番古い神社は724年に京都の上賀茂神社(賀茂別雷神社)から分祀の大工町、別雷皇太神、通称雷神、京都の本社同様に「雷難消除」に霊験あらたかと伝はる、と顔本に書いてゐる。「雷神さん」は馴染みのある言葉だが「別雷」が「ワケわかんね〜」と子どものころ、それが高校生くらゐで「わけいかづち」と識ると「雷を別ける」かと解り、今になつて中国語だと「別」は「不要」と同じかなり厳しい否定で「別雷」はまさに雷難消除か、と納得。 ←これ、勝手な誤解。「別」のアトに来るのは動詞で(別来とか)、別+名詞の用法なし。正しくは「わけいかづち」とは「雷神が矢に身を変へて賀茂氏の女を身籠らせ出生、やがて昇天した幼神」のことで「若雷(わかいかづち)」が「別雷(わけいかづち)」と訛つたもの*1。