富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2014-02-06

農暦正月初七。湾仔の公立病院で3ヶ月余に1度の定期検診。公立病院=混雑といふ印象強いが予約なしの一般外来ならまだしも専門別となると今日など登記でHK$45払ひ血圧と血糖値測定、1人待ちで診断、15分待ちで処方薬受け取りまで30分余で済むのだから便利。診察時間は定刻が原則で、アタシより後の患者が先に来ていても診察番号は予定のまゝでアトから来たアタシが時間通りなら優先。予定に遅れた患者はアト回し。実に合理的。晩に陋宅で初めての出汁仕立ての白菜鍋、にホウレン草と豚肉のしゃぶ/\。
▼今日の朝日の社説「立憲主義とは 首相の不思議な憲法観」(こちら)であらためて紹介されてゐる、先週だつたか、晋三の憲法談義。衆院予算委で野党から「憲法とはどのような性格のものか?」と質されると「考え方の一つとして、いわば国家権力を縛るものだという考え方がある」としつゝ

しかし、それは王権が絶対権力を持っていた時代の主流的な考え方であって、いま憲法というのは日本という国の形、理想と未来を、そして目標を語るものではないかと思う。

……と、これは何度読んでも面白い。「王権が絶対権力を持っていた時代」が、一体何時の、どの国を想定してのことかわからないが(もしかして大日本帝国?)今はそんな時代ぢゃないから国の理想を語れ……って、成蹊大学法学部で晋三は何を学んだのかしら。首相が立憲主義からの逸脱を語り、それが許されるのだから日本はノーテンキ。国民が立憲主義もわかつてゐない、といふことか。