富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2014-02-05

農暦正月初六。鹿児島O氏と一寸飲んで、と思つてハッピーヴァレイに寄ったら今日は競馬開催日。競馬場近くのパブで飲み出してから、競馬場に入つて飲んでも良かったのに、と気づく。4パイントも麦酒飲んで帰るとさすがに酔つてゐるが小皿料理で菊正宗の樽酒なるもの飲む。それでも二日分の日記綴るから我ながらご立派。
▼中学高校の学習指導要領解説に尖閣諸島竹島を「わが国固有の領土」と明記する改定をしたことにつき今日の衆院予算委で晋三が

「歴史的にも国際法的にもわが国固有の領土だ」と明確に書くことで、海外で子供たちが論争した時、しっかりと日本の考え方を述べることができる。

と説明。「『わが国固有の領土』は我が国政府の見方だから、教科書にもそう書く」と言つてくれた方がまだマシ。勝手に「海外で子供たちが論争した時しっかりと日本の考え方を述べることができる」とは余計なお世話。そんな主張したら自分から相手に論争ふっかえるやうなもの。国際感覚のある子どもが育つのは、かうした領土問題に「どういった紛争解決の方法があるのか」考えさせることで「尖閣は日本固有の領土」なんて主張なら勉強しなくても言へるわけで、さう言はせることはつまり洗脳教育のやうなもの。
NHK経営委員である長谷川三千子女史の野村秋介追悼文

彼らほど、人の死を受け取る資格に欠けた人々はゐない。人間が自らの命をもつて神と対話することができるなどといふことを露ほども信じてゐない連中の目の前で、野村秋介は神にその死をささげたのである。「すめらみこと いやさか」と彼が三回唱えたとき、彼がそこに呼び出したのは、日本の神々の遠い子孫であられると同時に、自らも現御神であられる天皇陛下であつた。そしてそのとき、たとへその一瞬のことではあれ、わが国の今上陛下は(「人間宣言」が何と言はうと、日本国憲法が何と言はうと)ふたたび現御神となられたのである。

も凄いが(陛下はこんな発言に大変困つてゐらしゃるだらう)、官房長官菅某の長谷川女史NHK経営委員に推薦の判断について「我が国を代表する哲学者、評論家として活躍しており、我が国の文化にも精通している」で「適切だった」といふ判断の方がずっと怖い。