富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

A slap in the face

農暦十二月初三。晝に成りゆきで湾仔のバブル寿司なる日式の食肆。バブル寿司といふ名前もあんまりだが、ちなみに従業員の法被は「バづルズ」、注文した握りの様式に面食らふ。ピンポン球のやう。辛丹波(一合)が熱燗だとHK$52なのが冷酒だとHK$76といふのも不思議な値段設定。早晩に銅鑼湾の西村珈琲店。散髪。安半に知己の銀行T氏と飰す。見事なお節料理。お豆もこんなにきれいに煮れたら……とため息。そのうえにいつもの贅をつくした食材の料理続き、さすがに煮魚と牛のサイコロステーキは折にしてもらふ。バーSに独飲。バーの雰囲気を見事に描いた版画家の成田一徹氏の著作に目を通す。2012年に他界されてゐたことを識らず。この方の版画最初に拝見したのは『バーテンダーズマニュアル』でのこと。
The Economistに“A slap in the face - Shinzo Abe takes a dangerous gamble”といふ記事あり(こちら)。
Concerns about China’s rise mean that many Asian nations, and even America, are prepared to put up with Mr Abe’s provocations, repellent though they find them. Ominously, one of his advisers says he might make a pilgrimage to the shrine an annual event. That Mr Abe appears to have got away with it this time is no guarantee he would keep doing so.
本当にどれだけ「やゔぁい」と思はれてゐるか、知らぬのがわが国ばかり。

患ひの元知れずして病みをりし人らの苦しみいかばかりなりし

水俣行幸された陛下の御製。

新バーテンダーズマニュアル

新バーテンダーズマニュアル