富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

岩谷時子、林森北路

fookpaktsuen2013-11-30

農暦十月廿八日。朝五時半すぎに自宅発ち寶馬山で青森K氏拾ひ中環から機場快綫で空港。七時半のCX496便で一路、台北。快晴。空港バスで台北車站。初めて梅屋敷(逸仙公園、國父史蹟紀念館)の中に入り参観してから歩いて林森北路のアスターホテル。まだ朝十時半では客室宛てがわれるには早すぎ旅荷置き善導寺站まで歩きMRTで動物園。ロープウェイで猫空。快晴で台北市街一望。前回Z嬢と来た茶荘で泡茶。これも今回は仕事。軽く昼食済ませロープウェイで下りMTRで南京東路。路線バスで林森北路。客室に入り一休みして一人でMRTで市政府。誠品書店で書籍漁るが一時間半で書店の半分の本も眺められず。燈刻に林森北路の路地にある馴染みのバーMに独飲。台北居住のF氏よりの招飲の約ありK氏と一緒に「日本人にとっての台湾料理といへば」の青葉。青葉に来たのは廿年ぶりで三度目かしら。お二人と別れ、もう一軒のバーM。前回の来台でホテルに忘れた岩下尚史『芸者論』受領。今晩最初のバーMに戻る。此処は台北の中高年が日本のムード歌謡でのど自慢のバーといふかスナック。客の一人がフランク永井の「おまえに」歌つたので「岩谷時子も亡くなって」と口にしたら「えっ……」と皆さん驚かれ、それから「お嫁においで」「逢いたくて逢いたくて」「愛の讃歌」と時子の曲続く。これもさすが台北ならでは。もう飲まなくてもいゝのだが折角だから、と深更にバーS。「あれ、一年半ぶり?」と名前呼ばれるのも林森北路ならでは。ビール一本飲みカウンターで隣席の日本人青年と四方山話。