富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2013-11-15

農暦十月十三日。快晴。久々に晴れあがる。気温は朝摂氏十九度だつたが晝には廿三度で日向は汗ばむほど。今日はTrailwalker開催日。参加者には体力消耗する暑さ。かつて三度も出場したが、どうしてその時間があつたのかしら、と疑ふほど何かと面倒な仕事多き今日この頃。北角の埠頭近くにある新聞スタンド、かつては北角団地前でかなり繁盛したのだらうが今では通行人も疎ら。で、なんと今では無人。街道沿ひで無人で野菜並べてあつて、ならわかるが北角の町中で無人で新聞代はここに置いていけ、と大胆。新界に出向いた時のため、と中文大学の図書館の入館証得るのにちょっと手間取つたがカード入手。何かコンつめた仕事するにもやはり子どものころから図書館が好き。静かなのと携帯電話の騒音から回避されるだけでも御の字。晝に少し時間空いたので中大図書館で書類整理。人々のパソコン離れとタブレット化いはれるが図書館に来ると当たり前だがノートブック全盛。それにしてもみんな勉強してゐるやうで多くの学生は顔本みてゐるのね。学食の不味さは四半世紀前と不変。晩八時近くまで官邸で残業。十三夜の月が見事。この月を眺めながら、の夜間のTrailwakerなら懐中電灯も要らないかも。帰宅。水炊き。
▼紐育時報が温家寶前首相家族の資産疑惑について詳細なる、果敢なる報道あり。
吉見俊哉先生(東大、社会学)の社会時評(都新聞)。秘密保護法案につき

「安全保障」がキーワードだが、安全保障とは国のセキュリティーのことである。しかし、国のセキュリティーと国民のそれは同じではない。国家の体制維持に必須な秘密が、市民のセキュリティーを脅かすことがある。だからこそ民主主義社会では、国の「セキュリティー」を監視する市民の権利が保障される。(略)その職務が国家機能の一部である公務員とは異なり、国民には国の「セキュリティー」を相対化する権利がある。それが主権在民であり、「国民の知る権利」であり、独仏では政府の秘密保護を制限する動きも起きている。

と、仰る通り。だが、こんな当たり前のこと、大学の一般教養で学ぶくらゐの常識を、かうして述べられると格言のやうに聞こえるから。
▼文部省が歴史教科書に政府見解記載盛り込む検定基準改定案発表。家永さんの教科書裁判の時代は遠き過去。
▼日本では今日の日経の夕刊など日経平均15,000円回復、円安も進行100円台、日系企業も復調と明るいが今日の信報社説は「日本GDP筯速滑落 安倍經濟學響警號」と重苦しい。この見方のほうが信用できるところだが。

日本內閣府公布三季度國內生產總值(GDP)初值,按季筯長年率報百分之一點九,雖然連續四個季度取得成長,但筯速卻不斷滑落,主因消費筯長不前,加上出口負筯長,反映「安倍經濟學」的刺激動力露出疲態,復蘇步伐有倒退風險,筯加日本央行明年初採取額外𥶡鬆措施的壓力,以化解四月提高消費稅對經濟帶來的負面影響。