富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2013-11-14

農暦十月十二日。曇のち快晴。湾仔の公立病院で血圧と血糖の定期診断。掲示板に「糖尿病患者が食べていゝ月餅の量は?」といふ警告あり日に1/8個だといふ。月餅、ことに脂ぎつた鶏卵の月餅などもと/\嫌ひなアタシには関係ないリスクだが。診察はさつさと済み処方薬受け取るのに待つこと5分。計15分ほどだが、そのあと近くのRuttonjee Hospitalの地下にある売店で血糖値測定の使ひ捨て針や試験紙など消耗品購ひ処方薬局で公立病院では扱はぬ糖尿病薬を入手し更にかゝりつけC医師の診療所で、こゝで入手できる処方薬受け取り……と数時間かゝる。家に帰つて今日仕入れた薬や検査キットなど並べてみると三ヶ月でこんな量。やはり健康が第二。一旦帰宅。晩に山頂Y氏邸の晩餐会に誘はれZ嬢とお出かけ。S夫妻ご一緒。晩遅くまで秋らしいお料理堪能。英国人との掛合ひはまことに余裕があり可笑しい。遅れて来たS夫人は自家用車だつたのでお酒飲まれず送つていたゞく。
▼フィリピンのレイテ島で邦人も百人近くが未だ連絡つかず。官房長官菅某記者会見にて連絡つかぬのは「フィリピン人と結婚して現地で生活している方がほとんどだが27人は安否確認できた」と。この「だが」は何だ。消息不明が日経企業の駐在員や旅行者なら日本政府も心配だが「フィリピーナと結婚して気ままに南洋暮らしのオッサンたちなんだから、日本政府が永住者のやうな連中の生存確認までどこまでするか……」といふのが本音なのかしら。