富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2013-10-05

農暦九月朔日。快晴。陰暦で九月に入つたといふのに酷暑。週末仕事。溜まつた新聞を澤山読む。マンションのエントランスに積まれたフリーペーパーに混じり本来有料の中共英字紙 China Dailyが人気ないので、いつも残つており愛読中。けっこう面白い記事もあり少なくてもSCMP紙よりは面白い。それでも“Catholic conclave abides in Tibetan village”なんて西蔵カソリック教会と信者がどれほど辛酸をなめてゐるか、なんて記事を読むと露骨に反チベットで、そのチベット自治をば中共がどれだけ妨害してゐるのか、中共カソリックがどれだけ圧力を受けてゐるのか、を考えれば、こんな記事の立場はあり得ないはず。それでも出来てしまふのが中共中共たる所以なのだが。
▼FT Weekendの“Frieze: 10 tips for dealing with (or in) contemporary art”面白い(こちら)。当世Contemporary Arts市場を大いに嗤ふ。現代アートの作品がみんな屑になる日がいつか来るのかしら。
▼都新聞「こち特」が「増える嫌韓報道」で書いてゐるがマスコミの嫌韓報道は「嫌韓をネタにすると売れるから」と何とも困つた事由。だから国民の一割でも一定数が嫌韓で何かしらフラストレーション発散してゐるだけだが、この報道でまるで「日本人全体が嫌韓」の如く見えてしまふから怖い。だが、いくら韓国ブームでポップスだ、ドラマだと日本で受け入れられてゐても、朝鮮人への差別や偏見は根強くあるわけで、それが昔ならそのまゝ活字になつたりネットのやうな媒体に流布されなかつただけのことで、根底には骨の髄まで嫌韓感があるのなら、むしろそれが曝け出されるのはいゝことかも。
蘋果日報の社説:蘋論で「做「中國公民」等於接受當屁民」と李怡先生(こちら)。
民調顯示,香港認為「我係香港人,唔係中國人」的人越來越多,拒絕做中國人的思潮方興未艾,因為越來越多的事實讓我們認識到,做中國人就意味做屁民。香港人今天雖說是跛腳公民,但至少還是有法律保障、有自由意志的公民,縱使法治、自由漸遭破損。但如果我們淪為中共奴才要我們做的「中國公民」,那麼我們就等於接受當屁民,命運永劫不復。
と「それを言っちゃぁお終ひよ」な感あり。李怡先生すら最近は「本土派」の如し。
▼都新聞社説「安倍内閣の外交・安保 軍事への危うい傾倒」(こちら)。
ベトナム解放に貢献されたVo Nguyen Giap将軍逝去。享年百余。