富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

We have a dream

fookpaktsuen2013-08-29

陰暦七月廿三日。キング牧師の“We have a dream”から半世紀。
Dr. King knew it would not be easy to ‘‘transform the jangling discords of our nation into a beautiful symphony of brotherhood’’ ― difficulties that persist today with new debates over voter registration laws and the Trayvon Martin shooting in Florida. Dr. King probably did not foresee a black president celebrating the 50th anniversary of his speech, but he did dream of a future in which the country embarked on ‘‘the sunlit path of racial justice,’’ and he foresaw with bittersweet prescience that 1963, as he put it, was ‘‘not an end, but a beginning.’’
と紐育時報“A riff that changed America”より引用。社説も題して“50 Years Into Battle”と題せざるを得ず。その合州国は内政の社会問題もさることながらシリア征伐と相変らず。英国が「ブレアの恥」の記憶あり今回は抑止力になるのかしら。昼に官邸で珈琲煎れたら給湯室にアトから入つてきた職員に「嘩〜!」と驚かれ何事か、と思つたら珈琲メーカーセットしたつもりがドリッパーとジャグの部分を外に置いたまゝで珈琲豆のはいつた壷をメーカーにセットしてゐたとは。このまゝ熱湯注がれると珈琲壷がたゞ熱湯浴び周囲はびちゃびちゃ。大変なことになるところ。老人呆けか、と思つたが、これでまだ序の口かしら。早晩に北角のホテルで上海I君、Z嬢と待ち合せMTRで坑口、ミニバスで西貢。日暮れの西貢碼頭漫ろ歩き全記海鮮酒家に飰す。普通通りに海鮮で、この食肆の楊州炒飯がこんなに美味か、と改めて感動。蝦や貝柱など海鮮の小具がふんだん。I君の長男T君が三歳児の坐つてゐられない年頃。海鮮料理屋の生簀の水槽眺め俄か水族館。碼頭に並ぶ船に興味あり食席に戻らぬので仕方なく炒飯の茶碗もつて碼頭の桟橋に坐り船を眺めながら炒飯食べさせてゐたら食肆の女給に「なんて子煩悩だこと」と感心される。「一日だけだから」誰でも子煩悩になれる。食後は西貢から東隧経由で北角までタクシーがHK$180で2千円だと思ふと大人4人に子ども2人なら安いもの。
▼今晩のテレ朝「ニュース23」に石破茂出演。キャスターの古館が(これも意図的だらうが)「まずは福島第一原発の処理ですよね?」と問ふと石破「今の第一優先は何と言っても集団的自衛権の行使を堂々とできること。」「今、今ですよ。今やらなければチャンスは訪れない……」と宣つた由。その通り。立派。「チャンス」は確かに今しかない(嗤)。銃砲マニアにとつて銃砲所持合法化がいま出来るチャンスだとしたら、それをしないわけがない。だが、こんなのが幹事長する政党に今の核禍の日本を預けてる国民がいちばん悪いのだが。
関東大震災朝鮮人殺害、中学の副読本表現に揺れる横浜「虐殺」明記版回収」(日経)。震災直後に起きた朝鮮人殺害事件につき横浜市中学校で使用する副読本が09〜11年度版は「自警団の中に朝鮮人を殺害する行為に走るものがいた」だつたのが12年度版は「軍隊や警察、自警団などは朝鮮人に対する迫害と虐殺」と書かれ、これにつき市議会で昨年七月に自民党市議が抗議、当時の教育長が「その場で改訂と回収を行うと明言」のうえ市教委は記述変更に「手続き上の不備があった」として責任者だった職員を戒告処分の上、13年度版は記述を戻したといふ。……以上の話だけでも、この職員なりの良心の呵責?か歴史観が副読本に「個人的に」反映されたとしたら、その内容より組織的に問題なのはわかるが、それでも教育長の市議会での対応の機敏さも怖い。さらにこれは本当にファッショ的で怖いのは、更に今年五月から12年度版を回収、各校長には二度にわたり回収徹底求め文書で通知の上「応じない生徒については理由を聞き取るよう指示」したのだといふ。こゝまでいくともはや憲法違反ではないか。それが指摘されないのだから本当に怖い世の中になつたもの。
▼劉健威兄が信報連載で「蘋論」邏輯と李怡先生の蘋果日報での言論取り上げ林慧思事件で林老師批判する親の会など「怪獣家長」と呼ぶなら、政府非難する教師たちは「怪獣教師」にならないか、と。
他們想要維持的是,一個文明的準則──用理性,而非暴力的態度去面對不公義的事。他們這樣做,正是不想香港變成李先生口中「陌生的城市」──「六四」一百五十萬、「七一」五十萬人上街,沒有一個人像林女士那樣暴力。破壞香港核心價值的,是林女士的行為,而不是那些指正她的人。
香港にかつて世論的対立あつても「和諧」的な部分があつたが今では何もかもが不毛なる対立。