富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

終戦記念日

fookpaktsuen2013-08-15

陰暦七月初九。朝五時だとまだ真っ暗。湾仔の公立病院で定期診療。2週間前の血液検査でHbA1cが前回の7.4から6.2に下がり毎朝の空腹時血糖値も6.3mmol/L=114mg/dlで、これなら「良」。薬が良く作用してゐるとH医師。公立病院でなら十把一絡げでHK$45の料金に含まれる処方薬だが公立では供されぬ市販の処方薬Glucophageをかゝりつけの家庭医C医師に勧められた上に、この血圧糖尿の専門医のH医師もJanuviaなる薬を処方、これで数値が下がらぬわけにはいかない。後者は毎日1錠(100mg)でHK$20と高価(日本でも250円くらゐ)。
▼今日は終戦記念日。この日は終戦でなく敗戦といふ指摘もあり。だが政府与党の弱輩者と多くの国民が本当に連合国に負けた=そのあとの国のかたちがどうあるべきか、も理解できなかつたと思ふと本当に敗れたといふ意識も希薄で、やはりこれは「終戦」だつたのか、と思ふ。九段には例年より2万近く多い17.5万人参拝の由。自民党政権となり亦た議員連中も挙つて参拝だが、天皇陛下戦後民主主義の象徴であり改憲への抑止力であるやうに靖国もまた晋三がどれだけ熱心でも参拝続けた昭和天皇が禍根となるA級戦犯合祀に不愉快示し、その後の参拝止めてゐるわけで何につけ天皇の意志で日本が守られてゐるやうなもの。都新聞の今日の社説「哀悼の誠つくされたか 68回目の終戦記念日」がそのへんに言及(こちら)。

戦後68年間、平和だったのが戦後レジームではないか。それを自民党がやってきた。(脱却目指すのは)自己否定ではないか。

……と藤井裕久氏(民主党で元財務相)。「どんな国家や民族にも、目を背けたい歴史があり、それを正当化するための言い訳や理屈はいつか「神話」となり、過去を直視できなくする」と都新聞の「筆洗」(こちら)。