富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

習総書記坐上了我的車

fookpaktsuen2013-04-18

農暦三月初九。最近、紙の新聞をあまり読まなくなつてゐるのだが(蘋果と都新聞のみ)、それに反してページビューワー拡充で朝日、日経、信報、FTにIHT、ガーディアンと手軽に読めるのはよいが、いくら暇でもそんなに新聞読めるはずもなし。紙なら新聞の束が積まれることで「読まなければ」となるがネットだとそれもない。それならそれで無視すればいゝのだが「もしかするととても大切な論評とかあつたのでは?」と、おそらく心配しなくてもいゝことなのだが。で、このところ5日ほどネットで読む新聞の遅延生じてゐたのを、ここ数日でどうにか取り戻す。そんなことより本の一冊でも読むべきなのだが。
▼香港の中共紙・大公報が「習総書記坐上了我的車」と北京でお忍びの習近平がタクシーに一人で乗り運転手と談義、下りる際にはおつり固辞し「一帆順風」と書いて運転手に渡すほどのサービス、とこの特ダネ記事を今日の六面一頁大で大々的に報道の親共ヨイショ記事……これが世紀の大誤報(笑)。このタクシー運転手の冗談でタクシー駐車場で運転手らと語り合ふ国家主席はソックリさん(右がモノホンで左が山寨=偽物。それにしてもクリソツ)。大公報はこの記事をネットから削除(A06面は「無かった」ことに、翌日にお詫び)。ちなみにこの嘘つきタクシー運転手はその後、行方不明……怖。今ごろ中南海の池の底かしら。
▼昨日?の日経、中西輝政先生「サッチャリズム歴史的評価、党派超え改革路線ひく」はサッチャー論として秀逸。

サッチャー市民運動家でもあった歌手トム・ロビンソンが2004年に語った「サッチャリズム」評価は示唆的である。彼はサッチャーが行った様々な改革を鋭く批判しつつも次のように言う。「今日のイギリスは(彼女が政権の座についた)1979年と比べ、たしかに格差は広がったが、当時よりも全体として活力にあふれ繁栄した国になっている。このことを認めるのはサッチャーに強く反対した我々にとって面白くはないが、事実として認めざるを得ない」(略)
サッチャー改革の敵は、たしかに野党や労働組合あるいは低所得層の庶民であったかもしれない。しかしその最大の敵は終始、与党・保守党、それも内閣の中にいた「保守穏健派(ウエット)」と称される有力政治家たちであった。市場メカニズムに依拠した経済改革の先陣を切る役割は保守政党によってしか果たし得ないが、その成否はつねにこの党内の「ウエット」の抵抗をどう乗り越えるか、という一点にかかっている。

ある面、自民党内で小泉三世が挑んだ破壊活動もこれに似てゐるのかもしれない。ただ小泉は壊すものを全く間違へてゐたのだが。
▼日経に「香港自治 空文化に危機感」と「香港民主派の重鎮」李柱銘氏は危機感をあらわにする、と記事あり。中英合同声明で一国二制度謳はれたが「空文化が進んでいる」。それにマーチン李氏は「高度な自治はどこへ行った」と憤る、と。空文化は最初から、高度な自治など最初から無いのが現実。
▼昨日の信報林行止専欄「到處濫殺無辜 美國已無寧日」より。

雖然現在揣測炸彈何人所放,很易墜入捕風捉影甚至認定為阿爾蓋達所為的窠臼,但近年美國在世界和平的大環境下,四處撩是生非、南征北伐,以其擁有最先進最精銳的武備,尤其是其無人飛機,所向披靡,不知誤(濫)殺了多少無辜;有人激於義憤向美國本土進行報復,不足為奇,而這些人和組織,便被美國視為恐怖分子和組織。事實上,美國不斷屠殺外國人民(包括美國政府認定的恐怖分子),令「外交關係委員會」(Council on Foreign Relations)月前公開警告必有報應(generate retributive violence);而從伊拉克及阿富汗所見,所謂「家製菠蘿」(Improvised explosive device,IED)已十分普及,且效能(破壞力)愈來愈高,當地美軍及其盟友防不勝防,時有被炸死炸傷的新聞,美國國土安全部官員對此早已憂心忡忡,擔心這種輕便簡單易製的土製炸彈會流入或在美國製造……。立國二百多年,只有美國派兵攻打外國,美國本土從未遭受外國入侵,這與其睦鄰有方及國富兵強有關,但「九.一一慘劇」改變了只有「美國外侵沒有入侵美國」的遊戲規則,認為受美國欺凌的國家無法與美國硬碰,其死士便「不怕犧牲」,以血償血,用IED回敬美國。
「波士頓馬拉松慘劇」也許和這種因果報應(retributive)有關也說不定

大きな変化といへば新宿三丁目の地下鉄驛も副都心線東横線乗り入れで東横線沿線の東京市下では碑衾、調布、玉川向かふの神奈川橘樹群の住民ら新宿追分まで繰り出す賑わひ。新宿の地下街も伊勢丹までは賑はぐが三丁目なんて地下街は汚い公衆便所あるくらゐで陰湿だつたものだが。