富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2013-04-11

農暦三月初二。早晩に鹿児島O氏と尖沙咀で先ずはBiergartenで麦酒飲み向かひのハイアットはチンチンバーで食前の赤葡萄酒。鷲沢師の「道」に飰す。さらにご近所でバーBに飲む。こゝまで殆ど徒歩1分の範囲内。さらにペニンスラホテルのバーで飲み5軒梯子は恥ずかしいが帰宅したら夜は三更にも至らず、は立派。だがバーBのあたりから記憶朧げで翌朝、顔本でこのバーのBaccaratのグラスを写して掲載してゐたのを識る。ペニンスラホテルのバーはかなり久々だが同じ階で場所が移り新装開店。ハーバー辛うじて眺める元々の場所は夕方から営業のバーにしておくには勿体なく食肆格調でバーは建物の奥深くに。帰りも地下鉄に乗るくらゐ、しっかりしてゐたはずがエレベーターで思はず腰が抜けたやうになりO氏に支へられなかつたら危なかつた鴨。いや/\酔つて、すつかり老いを感じる。
筒井康隆偽文士日碌四月八日より「北朝鮮が日本の基地まで攻撃すると言い出してからニュース番組が騒ぎ、妻は怖がる。おれは原発の貯水槽漏れの方が怖いのだが。」
▼京大院で一緒だつた二人の男性弁護士がカップルで京都に弁護士事務所開業(朝日「ひと」欄)。同性婚、同性愛パートナー財産相続など目指し、でお揃ひの柄の赤と青のネクタイも「グリとグラ」のやうで微笑ましいが世の中だん/\と開放的なやうでゐて、ふと思へば昔から若い同性の愛人を養子と称して入籍させたり、アタシの郷里では昭和30年代に国立病院の内科と外科の二人の若い医者が一緒に私立病院開業したが祖母が幼いアタシに「あの先生二人は男色でねぇ」なんて、なんだかフツーの話で、意外と(と若い人は思ふかもしれぬが)昔はそれなりに大らかだつた、と思ふ。何でも世の中が進歩してゐると思つたら大間違い間違ひ。