富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

歐陽乃沾畫香港

fookpaktsuen2013-04-07

農暦二月廿七日。昨夕C医師の処方薬に睡眠導入薬あり昨晩はそれ服して寝たら今朝、少し眠気抜けなかつたものの朝の珈琲ですっきり。久々に熟睡した感じであたまが明快。いろ/\きちんと物事済ます意欲もあり。今日から蘋果日報七元。一元値上げ。今どき朝の地下鉄でも有料の新聞読んでゐる客なんて稀。出先でお仕事。少し暇でもありネットでベルディの“Messa da Requiem”(Hickox指揮の倫敦シンフォニー)聴く。オペラは日曜午後に合ふ。夕方仕事済み太古坊。此処の日曜有機市もすつかり定着。Z嬢と待合せで来るまでPress Roomで麦酒飲む。太古坊の雲峰畫苑で「歐陽乃沾畫香港」参観。御年八旬の乃沾師は畏友Craig歐陽應霽君の父上。師の描く香港風景の水彩画が素敵。お人柄で師の書かれる字もまた羨ましいほどの優しさあり。花冷えに湯豆腐。今日、昼に太古のAeon(舊ジャスコ)に寄り玩具売場の横を通つたらトミカ専門店あり。トミカはミニカーとプラレールはやはりそゝられるものあり。中共の「紅旗」とパンダ運搬車!入手。で合体させて遊ぶ。書棚に並ぶミニカー並べてみる。手前から紅旗、マッハGo!Go!Go!、次のは何でしたっけ?、ポインター号、コロナマークIIハードトップトヨタ2000GTでペネロープ号。幼いころサンダーバード」見てゐて誰に憧れた、ってサンダーバードの隊員では次男で宇宙ステーションTB5号に常駐のジョン=トレーシーなのは自分はあまり動き回りたくないアタシの本性に拠るものかしら。でも実は一番憧れたのがレディ=ペネロープで、男社会のなかで運転手兼の執事に「ねぇ、パーカー」って呼びかけて、のあの冷酷なほどの落ち着きが好きだつた。女王様願望かしら(笑)。
▼ドナルド=キーン『東京下町日記』より。

コロンビア大学に)三島由紀夫司馬遼太郎ら多くの作家が訪れてくれた。面白く思い出されるのは1964年の安部公房だ。後にコロンビア大学名誉博士号を受けた安倍とは初対面だったが、私は日本語をしゃべれるのに、彼が若い女性の通訳を連れてきたことが不快で、プイと横を向いて通訳を無視した。悪印象を与えたようで安倍は私を「薬物中毒」と思ったそうだ。後に笑い話となったが、通訳はオノ・ヨーコだったと聞いた。

戸板先生の「ちょといい話」的。
▼박철희(朴喆熙)ソウル大学国際大学院教授「時代を読む」都新聞。

国際関係においては、日本の保守との誠実な協力は可能であっても、右翼の声に賛同することに対しては強い違和感がある。問題は、外部の視点からは保守と右翼の線引きが曖昧に映ることであろう。日本の保守勢力が右翼の立場に賛同せず、意見を異にするならば、少なくとも国際社会に向けてその線引きを明確にすべきである。さらに言えば、右翼勢力に真正面から対峙する勇気が、保守の真価を高めることになるだろう。

確かに。かつては自民党にさういふ保守勢力があつたのだが。自民党といへば、もう一つネタあり。天然ウナギ利根川でも撃滅。原因は河口に水門、上流域にダムと関係が。ダム1基造るとウナギ5%減……と都新聞「こちら特報部」(7日)。つまりウナギが食べれなくなったのは土建政治自民党の所為といふこと。で、その自民党の首相・晋三だが首相動静(4月6日)眺めると朝から盛岡経由で復興視察で宮古に往復。東京ステショホテル「すし青柳」で寿司をつまみ歌舞伎座勧進帳。それでも帰らず南青山のイタリア料理店でカーティス米コロンビア大教授。勢いありすぎ。転ぶぞよ。