農暦二月廿六日。夜中に咳が止まらず目覚め枇杷膏*1
舐め暫くして漸く咳も治まり眠ると今度は窓を叩く大雨。朝イチで近隣のＣ医師の診療所に往くが受付するものゝＣ医師現れず。仕事済ませＣ医師の夕方からの診療に再び往くと「今朝はちょっと遅くなって悪かったね」とＣ医師平謝り。だが土日でも開業続け休みなしなのだから三雲医院の八春先生ぢゃないが大したもの。診療済ませParkn Shop前で何やら抗議活動は香港港の港湾労働者ストに呼応して香港の港運貨物ほぼ独占するHIT社と同じく李嘉誠財閥傘下のParkn Shopでの不買運動に市民参加求めるアピール。1960年代から李嘉誠の成功＝香港の繁栄で、李嘉誠が英国系財閥企業の香港インフラ事業をば買収するたびに香港の民草も自分たちも豊かになること実感してきた時代だつたし十数年前までは「知り合いのタクシーの運転手から聞いたんだけど」って李嘉誠がタクシーに乗るはずもないのだが「或るタクシーに李嘉誠が乗って運転手が雑談していたら「来週の火曜日までは株が上がるからが、そこから急落するから今のうちに……」と教えてくれた。20ドルの運賃に100ドルだして「お釣りはチップ」と言った」なんて李嘉誠神話が実しやかに語られてゐたもの。それが今ぢゃ李嘉誠財閥は巨大化するばかりで、それに反して民草の生活はいっこうに改善されぬ、と社会格差が大きくなり、そこで李嘉誠は社会的敵の象徴となりぬ。四月初旬に日本から転勤で引越の家財道具、香港の港に着けず貨物船はそのまゝ次の港（ハノイあたりかしら）に往つてしまひ、そこから時期を見て香港行き貨物引き返しで到着は数週間から一ヶ月後といふ噂も耳にする。金峰靚靚の粥購ひ陋宅にて粥啜り養生。
▼エコノミスト誌の特集“China and the internet”が面白い。巻頭記事の“A giant cage”は必読。
Dissidents in China say that freedom is knowing how big your cage is. It could be argued that with their internet the Chinese authorities have built one of the world’s largest, best-appointed cages. It could equally be said that they have constructed an expensive, unwieldy monstrosity, a desperate grab for control to buy time for the party. Either way, a careful look at their edifice should throw light on the question whether the internet is an inherently democratising force. This special report will show how they built it and ask if it can last.
エコノミスト誌といへば、此処が毎年発行する“Pocket World in Figures”といふ世界各国比較のデータ集が眺めて楽しいのだが、これが今はiPadで無料提供されてゐた。従前の赤い小冊子が素敵だつた。昔はエコノミスト誌年間購読するとくれてゐたのが近年はそれもなくなり、そも／＼印刷といふコストをマスコミ出版社が敬遠しネット化してゐるから致し方ないのだが。手許にある最後の一冊は記念に保管。
*1:正確には「京都念慈菴蜜煉川貝枇杷膏」は「京都念慈菴的歷史可追溯到清朝康熙年間，當時有一縣令楊謹，事母至孝，而楊母陳氏為久咳多痰的沉痾所苦，遍求名醫皆長治不癒。楊謹在聽聞了遠方有名醫葉天士之後，不辭辛苦，親自拜訪並延回府中看診。葉天士以「蜜煉川貝枇杷膏」醫治，果然根治了楊母的宿疾。後來楊母高齡過世，遺言：「汝宜製此膏施贈，俾是同病者得渡苦海，則恩同報我矣。」特別囑咐楊謹要廣製此藥，造福世人，於是楊謹開設「念慈菴」製膏佈施，「念慈菴川貝枇杷膏」的名聲也逐漸名揚四方。楊謹後代徙至北京開鋪後，民間冠之「京都」二字而成為「京都念慈菴川貝枇杷膏」。民國時，楊家後人楊仲籬、楊萬如兄弟為避日軍侵華，南遷廣州、香港，並打算移民巴西。二人為免枇杷膏就此絕世，有違祖訓，所以將「念慈菴」鋪號與藥方託付給港人謝兆邦。1946年，謝兆邦在香港設立「京都念慈菴總廠有限公司」，1961年到台灣設廠，陸續銷行枇杷膏到亞、歐、美、澳等數十國，将其发扬光大。」といふ（維基）。
