富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

羭田措施大膽 日本豪賭一場

fookpaktsuen2013-04-05

農暦二月廿五日。春の嵐。かなり天気不安定。晩に北角の寿司加藤。広州在住O君家族来港で食事に招かれる。O君の息子T君も日本でいへば中2となり啄木の一握の砂、どくとるマンボウ航海記、井上ひさしの日本語相談 の三冊差し上げる。偶然だがいずれも新潮文庫。それと『泥まみれの死 沢田教一ベトナム写真集』も持参したら来週だか家族でホーチミンに旅行なのだ、といふ。1999年生まれの彼にとつて越南戦争は昔のことすぎるが教一の写真を食い入るやうに眺めてゐた。やはり訴へるものが違ふのだらう。T君の妹のAちゃんも小6で彼女には英語版の『星の王子さま』を。この寿司加藤の一帯、加藤の常連でもある唯靈先生が

從城市花園到和富中心的一段路被地產代理封為「米芝蓮街」。短短幾百碼範圍之內逾二十家食肆便有四家晉身「米芝蓮星級」:城市花園酒店的「粵」中菜廳、利苑酒家、添好運點心,和阿鴻小吃。

と書かれてゐたが本当に香港ではB級美食のメッカとなりぬ。幾度か驟雨ののち夜半に大雨。
▼「日銀が金融機関から毎月、買い入れる長期国債の額は約7兆円に達し、毎月の国債発行額の7割と非常に高い。このため、国が国債を発行してお金を調達するのを日銀が手助けしていると受け止められれば、放漫財政への懸念から金利が跳ね上がり、国の財政悪化に拍車をかけかねない」と読売の記事。「国が国債を発行してお金を調達するのを日銀が手助けしていると受け止められれば……」って実際にその通りだろうに。今日の信報社説は「羭田措施大膽 日本豪賭一場」と題して、この安易なる、といふか絶望的に最後の劇薬投入的経済政策を憂うふ。

因為日本人口老齡化嚴重、生產率下降、有效需求不足,加上財政手段在國債/GDP比率已高逾百分之二百的掣肘下,以貨幣政策為主體的刺激,未必能夠有力扭轉乾坤。
照發展形勢看,當前安倍晉三與羭田東彥在政府財政與貨幣政策上的「冒險結合」,試圖徹底克服流動性陷阱,無疑是對日本經濟前途進行一次大注碼賭博。若然政策失效,不僅令經濟溫和復蘇再有倒退之憂,更會對日本龐大的債券市場帶來動盪風險。

泥まみれの死 (講談社文庫)

泥まみれの死 (講談社文庫)