富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

a freer hand to rule for Abe

fookpaktsuen2013-02-24

農暦一月十五日。元宵節。香港マラソン、だがお仕事口実に栄誉ある不参加決め込む。走らないとやはり走りたい、と思ふが仕事ぢゃ仕方ない。夕方、整体按摩してFCCで香港マラソン参加のクラウンK氏らと会食。K氏にZ嬢がいたゞいた「とらや」の春の羊羹が素敵。包装紙もきれいなので新書カバーにする。アタシには帝国ホテルのチョコをいたゞく。
▼香港マラソンは6.5万人だか参加で盛況、だが(レーススタート前やゴール後なら兎も角)レース開始後にコース内でスマホで写真撮るランナー多く衝突して怪我人も少なからず。主催者側は次回からコース内での写真撮影も制限検討に言及。写真撮るランナーはゐるが今はそれをレース中にfaebookに上網したりするから更に困る。信報(翌日)*1が今日同じく開催された東京マラソンが香港に勝る点として三つ指摘。①東京マラソンが新宿都庁から皇居、日比谷、銀座、浅草雷門、築地など都内名所見物なのに対して香港は空港への高速道路往復で殺風景、②スタート時間が香港の早朝に比べ東京は午前九時、制限時間も七時間と余裕あり、③東京は参加者人数も香港の半分で10kmレースは全体の1.4%、年少者、ハンディキャップや車椅子の参加者が優先なのに、香港マラソンは10km参加者が52.7%で一般人のファンレースでランニングの経験未熟な一般市民多く事故多し、と。
▼晋三訪米。民主党政権(何もかも悪者)に比べ米国とも協力関係強化、などとマスコミは大政翼賛的に晋三訪米の成果讃へてみせるが香港では「美日峯會安倍唱獨腳戲」(蘋果日報)、“Japan's PM Shinzo Abe fails to win Obama's support in Diaoyu row”(SCMP)と否定的な報道でFT紙も“Abe seeks to win US confidence”(FT)のなかで
Mr Abe is hoping to ride a wave of domestic popularity engendered by his economic stimulus measures to a victory in elections for the upper house of parliament this summer. The LDP lost its majority in the chamber the last time Mr Abe was premier, and regaining it would give him a freer hand to rule – a prospect that carries some potential for risk.
と、この米国お練りを冷静に見てゐるのだが、朝日新聞など破廉恥にも「2010年秋に当時の菅首相が交渉参加に意欲を見せてから2年半近く。農業団体をはじめとする国内の根強い反対を受けて迷走が続いた末、ようやく軸足が定まった。首相の姿勢を評価する。」と社説「日米首脳会談―TPPは消費者視点で」で豪語。呆れて言葉もなし。

*1:紀曉風「云爾錄 : 37人送院 港馬路線藏危機」