農暦十二月十七日。夜明けに十六夜明けの月を愛でる。
十六夜の明けて寒さに月見かな
文藝春秋一月号で沢木耕太郎先生の「キャパの十字架」読む。雑誌の記事だが309枚で臥床にて何度か途中まで読んで睡魔に襲はれ断念。今日やつとちゃんと読む。スペイン内戦の「崩れ落ちる兵士」はキャパの代表作の一つ。人民政府軍の若い兵士が弾丸に倒れる瞬間。ここれまでも「崩れ落ちる兵士」が実はポーズを取つてゐたのだとする地元の大学教授の説などもあり、だが当時を識る地元の老教師の一言は「ポーズをとつてゐたなら残念だ」としつゝ、それでもそのやらせ説を否定したいのは「やはり、あの写真は、スペイン戦争を象徴するものだからです。それが、演じられたものだったというのは残念です」と。御意。それを沢木先生はキャパが今その戦場で撮つたものではない。だがヤラセでもない。キャパと一緒にいたゲルダがキャパの徠卡に対してローライフレックスで、二人の微妙な位置関係のなかを兵士が走る抜ける
なかでのアクシデントで何枚かの写真が偶然に撮られた、といふ状況を執拗なまでに現場で、紐育の写真史料で徹底的に分析、推理、解明。この方の「深夜特急」は香港、澳門なんて噴飯もの、と感じてしまふのが正直なところ。1970年当時はあれでマジだったのかもしれないが。でも小田実の「何でも見てやろう」でも小澤征爾『ぼくの音楽武者修行』でも沢木先生のこれでも若者が外国に出ていこうとしただけ、今の時代に比べたらまだマシか。
▼北京の大気汚染は最悪。
▼シンガポール補選で与党連敗、野党議席が最多更新(朝日新聞)。
新加坡が我より偉く見ゆる日よ国債買ひ来て安倍といたしむ
@fookpaktsuenhkg: 安倍内閣支持率68%に上昇 金融緩和・危機管理を評価 日経URL なんてわかりやすい国、いや、国民なんだろう。「近代の超克」の、あの明るさを感じるな、この晋三支持に。
2006年、日本人はパプアニューギニアやカザフスタンなど世界各地に入植し、現地社会との摩擦を経験しながらも、着実にコミュニティをつくり上げていた。国土は持たなくとも日本国は存在しており、中田首相を中心とした政府は自国のアイデンティティを世界に示すため、ふたつのプロジェクトを密かに進行させていた。ひとつは日本列島が沈んだ地域に人口100万人規模の巨大な人工島を建設するメガフロート計画。もうひとつは日本人の技術を結集して挑む未来予測システム、地球シミュレーターだった。(amazonより引用)
なんて1970年の日本がベースなら、世界各地で生き残れる職能集団もゐたかもしれないが今では無理か。この中田首相って誰?横浜市長か、英寿姐さんか? カウス師匠では?とH君。カウス師匠でもカウス首相でもあまり代はりもない。ときどき強権で誰か脅すだけ、だと思ふと役柄的には何も変はらないか。
@fookpaktsuenhkg: Jihad in Africa: The danger in the desert | The Economist URL 「海外の最前線で活躍する企業、邦人の安全を守るため必要な対策に政府一丸で迅速に取り組んでほしい」(晋三)なんて土台、無理。
@fookpaktsuenhkg: 教委が今、責任の所在が不明確とか機動性、迅速性がなく制度が形骸化している等と批判されるのは民意反映したはずの教委が役割を果たしていない事への不信感の表れ。「制度の本来の趣旨に沿って」教育の専門家だけでなく住民の意見が反映される委員会にしなければならない。……今井康雄・島根県教育長
2013-01-28 13:52:13 via web