■ - 富柏村日剩

fookpaktsuen2013-01-26

農暦十二月十五日。昨日から続けて朝日に今月前半連載された「プロメテウスの罠」のシリーズ「日本への不信」読む（こちら）。日本が、確かに信頼関係だが、せいぜい「米国を裏切らない」くらいの信用であつて、実際に戦略的「パートナー」にするには余りに為体な絶望感。311の、あの核禍から１週間って何だったのかしら。澤山仕事溜まってゐて官邸でご執務。机上の書類整理して何より一年来の課題だったメールの整理。仕事上仕方なく使ってゐるPCのメールソフト（Outlook）が去年、不調となり入れ替えた際に従前のメールをシステム管理会社が「パーソナルフォルダ」だかに据えてくれたが何だかごちゃ／＼になってゐて、それを整理し直す。すっきり。上環の港澳碼頭。ジェットフォイルの JETPASS なる儲值卡手続き（こちら）。かなり頻に澳門に遊びジェットフォイルでもマイレージ貯まる由。３月末までのプロモーションで手続きするとジェットフォイルの模型貰へる、と知り、これ欲しさに申請。最低HK$500のデポが必要。やたら愛嬌のあるスタッフが件のお楽しみプレゼント持ってきたので大人だから平静装ひつゝ「そんなの貰へるのね」なんて無関心なふりしたが３箱くれようとするので「そんなに？」と驚くとHK$500が最低のデポだがHK$1000入れたので３つあげる、と。さてジェットフォイルの模型３つとなると自分は１つでアト２つ誰にあげようかしら？と試案。だが、まさか其処で玩具開けられないので外に出て中を見てみるとジェットフォイルの模型でなく孫権ガンダム。澳門限定版でガンダム好きには垂涎モノだろうがアタシには全く興味なく逆の意味で「誰にあげようか」試案する羽目に。帰りがけにＣ医師の診療所に血糖値の薬いたゞきに寄ったらＣ医師はガンダムにまんざらでもないやうで一つ差し上げる。帰宅して百年ぶりに自宅でドライマティーニ。白身魚のムニエルと野菜澤山でCloudy BayのSauv Bl 10年。食後に食前酒のデュボネ。
▼澳門といへば澳門で友人弁護士の結婚披露宴に出ようとした「香港特区政府立法會議員の」梁“長毛”國雄君が澳門で入境拒否に遭ふ（こちら）。
▼都の歴史教科書の震災記述で「数多くの朝鮮人が虐殺された」が「朝鮮人の尊い生命が奪われました」に書換えらられたことに「形容詞を少し変えるくらいのことは大した意味もない」と都知事の猪瀬某。「表現がオーバーになり表現だけが一人歩き」と。慎太郎より始末に負えず。まぁ猪瀬を選んだのも都民。
▼昨日に続きアベノミクス欺瞞への常識的な声。「モノが高くなると客の購買力が落ちて売上げが増えない。利益も増えず従業員の給与を上げなければならない。物価が上がって景気が上向くの？」と板橋は大山商店街の八百屋。「月給（＝年金）12万円の収入で物価が上がれば苦しくなるだけ。年金を上げるか介護保険料を下げるかしてほしい」と82歳の爺さん。「中堅以下の規模の会社は給料を上げるのは難しい」「円安で輸入原料が高くなっても価格転嫁できない」はサラリーマンの声。いずれも（都新聞、26日）その通り、だが得票率は４割とはいへ「国民が」かうした景気回復対策を選挙中も猛々しく謳つてゐた自民党に政権託したゆゑ。晋三も酷いが国民も、これが自業自得と顧みるべき。