富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2013-01-13

農暦十二月初二。天気のいゝ日曜日、のはずが思ひっきりhazyで大気汚染甚だ劣悪。北京など内陸部の大都市は更にひどい由。本当に遠くのビルが粉塵のスモッグの向かふに霞む。さすがに元旦休んだっきりで仕事してゐると気も伏せてくるがWQXRからロストロポーヴィッチ師の指揮するロシア国立オケ、ピアノがパタヤでお大尽遊びで火傷のPletnev様でプロコフィエフのピアノ協奏曲3番が流れてきて、とても元気な気分。午後遅く九龍城。銀行家A氏、伊朗Y氏、ZentralbankK嬢、投資K嬢とZ嬢で九龍城をばブラタモリして食事、の予定に昨日来港の親戚K夫妻も食べて飲んでがお好きなので加はつていたゞきRegal Oriental Hotel(昔のリーガルエアポートホテル)集合で九龍城塞公園ご案内。そこから市場巡り。九龍城の町外れのバーでビール飲み休憩。親戚K夫人とZentralbankK嬢のかなり深い日本酒談義拝聴。「荒れた味」なんてアタシにはわからない。馴染みのChateau Mauriceに一行ご案内して葡萄酒買いだめ(笑)で衙前塱道にある潮州料理の南記飯店へ。美味いので予約で満席な上に晩六時半には外にウェイティングの行列。そこで飲みながらの会食なので遉がに「1時間余で食事済まないなら酒の持ち込み代を頂戴することになるが……」と警告(笑)。それも好しといふことでアルザスのWilly Gisselbrecht Gewurztraminer 2010年はかなりフルーティで食前酒。イタリアの安めのFontana Candida Frascatiが二本目。85%がPecorinoでシャルドネ加へたDon PasqualeのPecorino Terre Di Chieti 09年、ブルゴーニュのJerome Gallyrandのシャルドネ、Marsanney 07年で白は4本。続いて赤も4本でサンテミリオンのChateau Tour de Pressac 07年、これは面白い味だったCotes du Ventoux Orda 2010年、智利のサンタカロライナのレゼルヴァ 09年、最後がMollydooker The Boxer Shiraz 2010年。8人で8本、まぁよく飲むこと。どう計算したのか、飲むペース早すぎて数へられなかつたのか酒の持ち込み料はHK$280とかなり中途半端。ひとまづ此処で解散、甘味好きのK夫妻お連れして地茂館にお連れしてお汁粉。的士で尖沙咀のホテルにK夫妻お送りして帰宅。