富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

媒体决不会成为中国的“政治特区”

fookpaktsuen2013-01-07

農暦十一月廿六日。えうやく世の中新暦正月の三が日+1日+周末の連休終へたか市中も平日の慌ただしさ。かなりいくつものことに忙殺されあっといふ間に燈刻。かなり慌てゝ香港演藝学院。ピアノ科の内輪の発表会あり鑑賞。五人の奏者のうち最初の二人の娘さんは地場だが後半の三人は名前からして大陸男子。Zhao Muzi(趙木子)といふ未だ14、5歳の子による12の練習曲の2イ短調と華麗なる変奏曲変ロ長調(作品12)といふショパンの初期の弐曲の音色が素敵。中国では神童扱ひのピアニストで現在は深圳の音楽先端学校の中学生でおそらく周末のみ香港で演藝学院での訓練中。その次のZhang Yueといふ青年のショパンも下手でないが、この小さなお浚ひ会なのに緊張で途中少し呆然は早く雰囲気に慣れてね。でトリが朴星吉君。今晩はリストのピアノ協奏曲2番。オケの代はりにピアノ伴奏。指もしなやかで美しい音奏でる星吉君だが残念ながら伴奏した、この学院のスタッフであるピアノ奏者が上手で星吉君少し劣勢。いずれにせよ、いくらピアノのソリスト用の練習がためオケのパートをピアノにした練習用曲とはいへピアノ協奏曲で二台のピアノでがちゃ/\されるのは、あたしは苦手。90分ほどのコンサート跳ねて久々に湾仔の三六九飯店で上海料理。給仕がぶっきらぼうのやうでゐて親切。さういふ店がなんて落ち着くことかしら。
中共の環球時報が社説で「南方周末“致读者”实在令人深思」と題して南方周末祭り上げマスコミの反体制ぶりを非難(こちら)。
在中国今天的社会政治现实下,不可能存在这些人心中向往的那种“自由媒体”。中国所有媒体的发展只能是同中国大现实相对应的,媒体改革必须是中国整体改革的一部分,媒体决不会成为中国的“政治特区”。
「中国の今日の政治的な現実では自由なマスコミなんてのはあり得ず、中国の全てのマスコミは中国の現実と相応すべきでマスコミ改革は中国全体の改革の一部分であるべきでマスコミが中国の「政治特区」ではあり得ないのだ」と、なんてわかり易いのかしら。不愉快だが中共の現実としては正論。
芥川賞候補に75歳の女性作家。1974年の『月山』で同賞受賞の森敦61歳大きく上回る高齢の芥川賞の由。過去数年やたら年少の作家に芥川賞がウケ狙ひ?か慣例となってゐたが、それも食書気味で、の高齢作家、などとつい/\思ってしまふ。
▼東都も今日が実質的な仕事初めらしく晋三も連合を含む経済団体の新賀会に今日の午後だけで5つに顔出して挨拶。宮城のお堀端から外堀界隈の一流ホテルでの開催が並ぶなか日暮里駅前のホテルで開催の連合が何ともご立派。晋三はその新宴会で愛想売り終へ晩はナベツネとパレスホテルの日本料理で二時間半以上の談義。