富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

เชียงใหม่

fookpaktsuen2012-09-29

農暦八月十四日。夜中の二時くらゐに寝たが朝五時半に起きてしまひ雑事済ませ朝七時半にZ嬢と香港国際空港。今ごどになつて夏休みと称してのタイ旅行。中国の大型連休に被り香港も京から四連休で空港は朝からかなりの人出。数週間前に決めた、この旅行も因つて曼谷便などYもCも空席もなく勿体ないがFクラスに格上げ。まぁいいか。Fクラスはさすがに空いてゐるかしら、と思つたらOne Worldのゴールドメンバーのラウンジであるから此処も(おそらく恒常的に)混雑。Cクラスのラウンジの方が圧倒的に広く実は内装も眺めも素敵。CX475便で曼谷へ。わずか6席のFクラスはチェックイン時は空席あつたが登場すると満席で、きつと上客をCから格上げしたりのサービスか。アタシのやうな小柄だと椅子に二人、オットマンに一人、計三人は坐れる広さのFだが椅子だけでいへばSQのC並み。曼谷のスワンナプーム国際空港に到着。中国からかなりの旅行者で入境も混んでゐたがFast Track利用出来て荷物もすぐに受け取り。一つ失敗は携帯用のSIMカード購入で多少時間要し、国内線への乗り換へでTGのチェンマイ行きは15:05予約してあつたが、あと10分早くチェックインすれば一本前の13:30だかに搭乗できたのに。SIMカードなんてチェンマイでもいゝし少なくても空港での取り次ぎはチェックイン優先、と肝に銘ず。それにしても1GB分のSIMカードが150バーツ=380円也。日本だとデータ通信は1日1500円くらゐでしたか。ちなみに、これまでならもつと国内線の選択がつたが、今月末から来月初旬にかけてスワンナプーム空港利用する国内線はタイ航空、バンコク航空など国際線との乗り継ぎのあるエアラインだけに絞られた。がそれにしてもエアエイジアの好調……“Spreading its wings” The Economist 27 Sep 2012はこちら。左上の画像はスワンナプーム空港の搭乗待合室でのiPhone充電。アタシは手段を選ばない。チェンマイ行きの機内では中国人の家族連れの子ども五月蝿く難儀。一人の子が電子ゲームで遊び音がけたゝましく一人のタイ人の良識ある大人がこの子の親に注意。だが親は何がいけないのか本当にわからぬ表情。2010年の12月にチェンマイラソンに来て以来で4度目?のチェンマイ。タクシーでThe Chediに来る。下榻。ピン川の畔。さすがにツアー客もおらず満室にもほど遠く安堵。部屋で荷物片づけ市街に出る。もう10年前くらゐからでしたか、のチェンマイブームの頃に比べ観光客溢れてをらず、逆に市街は何の変哲もなし。それがまたチェンマイの魅力なのだが。「何を食べよう」と漫ろ歩き亦たイタリア料理のLa Viliaへ。此処の野菜たつぷりの釜焼きピッザが美味。ご亭主も女将もまた年をとつたがアタシらも一緒。十四夜の月を愛でる。繁華街抜けてホテルに戻る。晩十時前に就寝。
The Economist誌の“Lost”と題した、Apple社の地図Appの間抜けぶりを揶揄する記事(こちら)が面白い。それも
Old hands at The Economist have fond memories of Mokaris, a café near our office in St James’s. There was nothing fancy about the food, the prices or the service. Mokaris closed in 2005, and Franco’s, the smarter Italian restaurant next door, expanded to take over the premises. But in the parallel universe of the iPhone, hungry hacks can still enjoy an omelette and chips for around a fiver. Mokaris is still on the map―at least, the map on Apple’s new mobile operating system, iOS 6.
なんて、こんな筆致がアタシは本当に素敵だと思ふ。

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