農暦八月初五。大気汚染甚し。シナリオ通りで中国各地の反日デモは収束して今度は日本の背後にゐる米帝主義批判。なんてわかりやすいのかしら。わかりやす過ぎると官製とまた嗤はれるのに。この反帝デモに参加してる市民はどうみても公務員面（笑）。晩は牛丼だつたが一口だけ飲んだ豪州の赤葡萄酒（Molly Dooker）ありサラダやお汁につづき牛丼の肉だけで葡萄酒飲み〆で牛丼の汁の浸みたご飯だけいたゞく。我ながらかういふ食べ方もありか、と感動したが吉野屋で昔、牛皿つゝきながら、は葡萄酒でなかつただけで、これと同じか。
▼董建華がCNNで近習平の九月初旬の雲隠れの真相＝ホントかだうか怪しいが水泳で背筋痛めたといふ内容、それに加へ近の国家主席就任後も胡錦濤が暫くは軍トップに残留といふ「国家機密」を暴露。董建華のあの性善説で、全国政治協商会議の副主席といふ立場でこんな重大な国家機密（どこが？といふ程度のネタだが）暴露してしまつていゝのかしら、といふ感ぢだが、どうせ中共がトップ交代にあたり「開かれた中共」のPRで英語の話せる（笑）米国にもツテ多き董建華にCNNのインタビュー受けさせたのだらう。それにしても近習平の不在の理由が本当に何だつたのか知る由もなし。
▼神戸の中華学校の門放火。横浜や神戸の中華学校に対して反日の仕返しに嫌がらせしても、中華学校はそも／＼日本に生まれ育つた中華系の子が多く帰化した子もゐる。反日への仕返しで嫌がらせなんて、そこの子どもたちにはいゝ迷惑。中国から今さつき日本に来て糊口凌ぐ彼らをも、日本に来て学ぼう、働こうといふ彼らを日本の愛国者はむしろ大切にすべき。嫌がらせするなら相手が違ふ。ちなみに中華学校は清末の政改運動・戊戌変法で立憲君主制主張した梁启超が日本に亡命して創設。中国では親日派としての非難もある梁启超なのだから日本の愛国者諸君は中華学校も護るべき。
▼ホンハムの反日日本人殴打事件の犯人逮捕。べつに猟奇的連続殺人魔ぢゃないので捕まつたから安堵する、これで安心といふわけではないが、これに殴打された日本人はほんと宝くじに当たつあたやうなものでとんだ災難だつたが兎に角、香港はこれだけ。この犯人が捕まつあたのは市街にある防犯カメラのおかげで、あたしはむしろ、それでこの殴打地点から容疑者の足取りを追つていつて住んでいるマンションまで判明して、それでこの男を捕まえてゐる、その監視社会ぶり、警察国家化のほうが殴打よりもつと怖い。
▼蘋果日報主筆の盧峯氏が社説：蘋論で「堅決反對深港同城化」*1と書いてゐる。文章では最後に触れられてゐるがこの香港と深圳の一体化しての都市化で香港新界の田園地帯が都市化されてしまふことで自然破壊になる、あの貴重なバックヤードはそのまゝ残されるべきだ、と、これはその通り。それに測量梁が提唱する新界に中国からのビザ無し特区建設も一国両制度壊すもので反対。たゞ香港と深圳の同城化（一体都市化）は避けられず。たしかに数日前までの深圳での官製暴動見ると「あんな都市と一緒に」はぞっとするところもあるが深圳がこの十年でどれだけ都市化が進み環境が整備され（市街は香港のほうが汚い）、民度も上がり芸術（政治芸術を除く）やデザインなどどれだけ洗練されたか。さういふ意味では香港と深圳が人口２千万人超の一大都市圏形成はもはや趨勢で、むしろだからこそ現時点では政治体制の違ひで法治もなき一党独裁下にある深圳と香港が一国両制度で分割されて香港がその不自由の影響受けぬやうにしておくこと、そしてその同城化があるからこそその狭間に新界といふ地域を田園のまま残しておくことが紐育の中央公園や香港島の自然公園のやうに大切。
@fookpaktsuenhkg: 尖閣問題「シナの覇権主義」石原知事、都議会で URL 慎太郎のこの発言は確かに仰る通り。たゞ石原のやり方が正しいか、といふと盛り上げの片棒担ぎだから。
*1:新界東北新發展區的規劃諮詢已到了最後階段，政府規劃署將在本星期六舉行最後一場大型公開諮詢，蒐集市民、村民意見。多個村民團體正積極組織市民到場參與討論，網上更已有超過五千人登記出席有關論壇。我們認為，這次論壇是個難得的機會，讓特區政府高層明白市民對胡亂改變鄉郊地區面貌的傳統發展模式已不接受，市民對「深圳香港同城化」的發展更是非常抗拒。若果特區政府不改變思維模式，不重新考慮發展規劃，她大有可能陷入像國民教育科那樣的政治危機。 首先應該看到，過去十多年中港經濟快速融合已對香港的經濟社會發展、城市面貌、生活空間造成巨大的扭曲。本土商業及服務業逐步受內地旅客主導，大部份新建的商場及旅遊設施都以吸引內地旅客為主，香港人的想法、需要反而被放在次要的位置，又或只是聊備一格的陪襯品。更糟的是，快速融合包括內地人流不斷紒加已令香港跟內地的界線變得越來越模糊，已令香港的獨特面貌、制度及生活方式逐漸褪色。偏偏特區政府推出的新界東北新發展區計劃卻準備進一步加強跟深圳的融合，甚至可能把整個區變成內地居民可以免簽證自由出入的地區。這樣的規劃及改變不但令香港進一步倚纚內地，更令香港跟深圳同城化，更令香港部份地區變成深圳市的延伸。 當香港東北地區被規劃成深圳發展計劃的一部份時，兩制兩地之間的界線便會打破，香港便大有可能為了遷就深圳的規劃及政策而改變自己的制度與規劃。這不但令一國兩制名存實亡，更將驅使國際社會把香港看成另一個中國城市而不是有本身獨特身份及角色的國際都會。這樣的轉變我們怎能不站出來清楚說不呢？ 新界東北發展區規劃除了可能加快「深港同城化」，令香港變得更倚纚深圳及廣東省外，它對鄉郊地區及社區也將造成重大及難以修補的破壞，正如發動抗爭的村民指出，一旦落實有關規劃，十多條在東北存在已久的村落將要面對滅村的命運，數千個家庭、數以萬計居民將被迫遷到人地生疏的地區居住，並且不得不放棄經營多年的農地農舍。而原來是香港後花園的七百多頃鄉郊地區將會變得面目全非，變成佈滿高樓大廈的石屎森林及一座座以內地旅客為主要對象的商場。像這樣的改變，像這樣的發展規劃是不是合適，是否符合可持續發展的原則實在大有疑問，而在收地、拆遷及發展過程中引發的社會及人文成本更是各方面必須深思的問題，更是不能倉卒下定論的事。 鄉郊地區是香港的腹地，是市民的後花園，也是很多村民、市民安身立命的地方。但經歷多年的都市化發展後，鄉郊地區已越來越少，有些地區更已面目全非，受到難以彌補的損害。為了防止鄉郊地區及生活進一步受破壞，為免「深港同城化」變成事實，村民固然該踴躍反對「被規劃」，市民同樣有必要挺身而出，向不合理的東北發展區規劃說不。
