富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2012-08-07

農暦六月二十日。立秋。昨晩は風が少し秋めいたと思つた。季節のことで思ひ出したが昨日NHKで見たサンデル教授のイベントで日本には希望がある、日本の春だつて述べて、それは布拉格の春の捩りなのかしら、布拉格の春は人民が共産党の圧政に対して勝ち取つたものだが日本は反原発で国会に市民デモが集結するやうな動きがあるが、いずれにせよその「日本の春」に対して聴衆の一人が気を利かしたつもりで「春とまで言えるかどうかはわかりませんが小春日和くらいには……」と語り、サンデル教授はSmall Spring DayをIndian Summerのやうに理解したやうだが、ライヴでなのでこの小春日和に言及した方の誤謬は問はないが小春日和だと秋の一日で「その先に待つてゐるのは寒い冬」だと思ふと……やはりやりきれない。昨晩寝不足でちょっとふら/\の今日、早晩にジムで三十分ほど走り帰宅。半夜三更、倫敦では蹴球準決勝で日本が墨西哥戦の由。
▼「日教組」といふと実際には教育業界事情を知らない人にかぎつて「日教組が日本の教育をダメにした」なんて紋切り型のフレーズをすぐ口にするが日本国憲法批判と同じで実は日教組のことなど何もしらない。少なくても数十年前の槙枝先生の頃の「戦ふ日教組」の印象で止まつてゐる。外も外なら内も内で「組合が悪い」といふことでしかアイデンティティ保てぬ実際には学校経営能力に欠ける学校管理職も少なくない(ある面、洗脳されてゐる)から困ったもの。でその日教組の福島の支部がこの核禍のなか副読本を発行(都新聞の記事こちら)。民主党の興石大先生が山梨県教組出身なのだから文科省に働きかけ、この本を全国の学校に!なーんてやつたら面白いのだが、やらないね。
▼行政長官・測量梁が就任から一ヶ月余。支持率の低さとさらにすることなすこと市民の反感で信報までが社説で「行事不了了之!放假一走了之?」と測量梁に三行半(こちら)。ほんと年内、これでもつのかしら。
Twitter:fookpaktsuenhkg