富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

畏友Scud君の第五作目監督作品“Voyage”

fookpaktsuen2012-07-17

農暦五月廿八日。早晩に銅鑼湾。板長でにぎり寿司か、と思つたが、ふとレバニラ炒め食したくなり久々に居酒屋一番。マスターO氏と銅鑼湾の昔話。銅鑼湾では顔のO氏に「よく昔のことを覚えてゐるねぇ」と驚かれる。北角。畏友映画監督Scud君の第五作目の映画“Voyage”撮影とラフ編集終はり完ぺきにプライベートでラッシュの試写にScud君本人から誘はれ拝見。見終はつてから僭越ながらいくつかコメント述べる。いくつかの点で監督本人の感想と同じ部分あり。今回はかなり実験映画的カラー越し。まだ公開前ゆゑ所感此処に認ためず。第四作目の“Love actually…Sucks”は観る機会逸したまゝ。
▼26年目の訂正 「原発はいらない」双葉町の標語考えた少年後悔(東京新聞こちら)。茨城では県民の歌も「世紀をひらく原子の火」だ。
内田樹先生の言葉、引用まで(こちら

鳩山さんの最大の誤算はアメリカの日本に対する影響力の強さを見誤ったことでしょう。鳩山さんは、日本はアメリカに軍事的に従属しているので、主権国家であれば当然要求できることさえ要求できない立場にある、とはっきり言うべきだったと思います。日本は敗戦国であり、国土を外国軍に長期的に占拠されており、国防や外交について自己決定できる主権国家ではないのだ、ということを明言すべきでした。
今の日本の統治者に必要なことは、「ほんとうのこと」を言うということです。そこからしか始まらない。敗戦国なんだからしかたがないんです。日本は主権国家でない。安全保障、国防・外交に関しては、日本の国益を最優先するという政策選択ができない、と。日本はこうしたいが、アメリカがそれを許さない。だからアメリカに従うしかない、とはっきり言うべきです。敗戦国の屈辱の上にしか国家は再建できません。主権国家でない国が主権国家であるかのように偽装的にふるまうから、政策判断がわかりにくくなるのです。今の日本のリーダーに求められていることは、われわれの国の統治機構について率直に事実を言える人です。