裁判係争中でも鏞記は鏞記

fookpaktsuen2012-02-27

農暦二月六日。Ｔ歯科で奥歯治療三度目。漸く土台出来上がる。何だか歯茎に犬釘さしてあるやうで違和感。先日、机のなか整理してゐたらフィルムが二巻出て来たのを現像に出そうと中環でColorsix現像所に行くとスタンレー街の店が見当たらず。移転なら移転先の案内があらうが、それもないといふことはだいぶいぜんに移転か閉業したはず。今どきフィルム写真のラボで路面での営業など六ツかしいのだらう、と思ひつゝiPadで所在確かめるとヱリントン街の、先日、紫浪の版画表装した額縁屋の上に在り。全く知らず。いかにフィルム現像していなかつたか、いかにカメラ携へ散歩してゐないか。FCCで独酌。フィリピンサンミゲル二本。久々に鏞記酒家。Ｚ嬢と一緒に成城Ｉ夫妻と何年ぶりかしら、の会食。持ち込みでChateauneuf-du-Pape Cuvée Boisrenard / Beaurenardの07年。鏞記、経営者兄弟で骨肉の係争中だがやはり美味い。いつものメニューは当然だが今日は何と云つたかタロ芋と滑鶏肉をばクリームシチューで煮た料理が格別。思はず白飯貰ひシチューかけて食らふ。食肆とは料理ばかりか、やはり門前から気分高まり門が開き歓待され笑顔、笑顔のなか席に着き、気持ちのこもつたサーヴィスと美味い料理、その全てが演劇的なる場としみ／＼感じ入る。成城Ｉ夫妻との談義も面白く久々にかなり気持ち良く帰宅。母に日本で買つて来てもらつた東洋経済の鉄道特集第三弾かな？読む。