富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

香港大学8.18調查報告 獻媚罪成

fookpaktsuen2012-02-04

農暦正月十三日。立春。曇。何だかとても眠いまゝ土曜日ながら毎度のことで午後まで官邸でご執務。今日は官邸が年に一度の開放日にて客多し。午後になつて晴れバスで午睡とりつゝ中環。百年ぶりにFCCの小さなジムで30分だけ走る。ジムが済むと1分で喉の乾き潤せるのが素敵な場所。ハイボール一杯。FT紙週末半に香港のHo Tung Gardensに関するかなり長文の記事“Restoration drama”あり(こちら)。Sir Robert Ho Tungの華人として初めてピークに建立の屋敷(の保存)について。アタシは勿論入つたことも、だが近くから望んだこともなし。Z嬢と摩羅上街で落ち合ふ。香辛料、絵画掛ける把手など買ひ求める。中環のGage街界隈の再開発計画進みすでに古いビルなど取り壊し始まるのを眺める。馬来咖喱屋に飰す。帰宅して『きだみのる―自由になるためのメソッド』続き読み早寝。
香港大学の昨夏八一八騒動につき大学の校内調査報告まとまる。北京から中共要人の来港あり折から香港大学創立百周年でその記念式典に来賓として参加となつたが国家副主席といふことで香港村役場がすわ大事と超過敏となり文革曽(この退役寸前の何ら魅力なき小役人の名がこの日剰に現れるのはかなり久しいが)が事前に式典現場視察までしたこと①で大学側の緊張も高まり式典当日は(記念写真に象徴されるが)本来、大学総長(総監、香港は伝統的に香港総督で現在は行政長官)が坐るべき舞台中央の椅子をば中共要人に譲り②、しかも李嘉誠や李國寶ら財界人優遇し本来はVIPであるはずのヰルソン卿(第27香港総督1987〜92)をばケンブリッジ大学ピーターハウス(剣橋で最古のカレッジ)の代表といふことで他大学代表として記念写真では第二列に冷遇するといふ失礼あり③、警察が当日、必要以上の過剰警備で現場の混乱を招き④……具体的には学長、学務部長、香港大学深圳プロジェクトの責任者(これが中共派なのは当然)と香港警察處長の判断に過失があり自治と学究自由といふ大学の理念が疑はれる結果になつた、としたが具体的に学長らへの処分は無し、といふ結論に。