富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

三十年ぶりの長野

fookpaktsuen2012-01-19

農暦十二月廿六日。香港空港を朝八時半発のCX548便でZ嬢と羽田。香港から羽田に飛んだのは二度目で二年前の秋はまだこの新しい国際ターミナル出来ておらず。トランクを麻布鳥居坂寓居に送つてからモノレールで浜松町。長野行きの新幹線を夕方ので予約してゐたのでせめて一本でも早くしようか、と思つたが特割で買つてゐたので乗変出来ず。東京駅で一時間半以上の待ち。Z嬢が丸ビルだかにお出かけの間にGranStaのはせがわ酒店に一飲。読書。三重の作(ざく)と諏訪の御湖鶴を一杯ずつ。初めて乗る長野新幹線大宮から今回、長野にご一緒するハロンS氏もこの列車だつたが偶然にも席がアタシらの一つ前。S氏は長野到着までに競馬原稿一本。五時くらゐで高崎はもう真っ暗。東京から一時間で軽井沢とは驚くばかり。昔のアプト式碓氷峠越へが懐かしい。長野につきホテルメトロポリタンに下榻。いなご氏にお迎へいたゞきハロンS氏、やつと尊顔に拝した小太郎さんと北石堂にあるイタリア料理のOsteria Trionfoに飰す。オーナーの立石さんの見事な見立てで葡萄酒とお食事。発泡酒に合わせて出されたオリーブの揚げ物から前菜の盛り合わせ、羊肉のメインも一口大で量的にちょうど良く北伊の白、赤二本とグラッパ。お値段もたいへん良心的。飲み足りない、と景家の屋台。大変よい雰囲気。スタッフの若衆の働きぶり。自家製の野沢菜と白ご飯で〆。