農暦十二月十七日。実は今日は三日後でアタシの日記がこれほど遅れるのも珍しいこと。どぜう首相より忙しい加茂。晩に乗つたバスが天后通つたので途中下車。大坑のClassifiedでKilikanoonのシャルドネ一杯。近くにゐたＺ嬢来る。帰宅して湯豆腐。
▼新聞の主筆といふのは、何処の新聞も厄介な御仁のやうで朝日は「君が代に二番の歌詞を」で名を馳せた「青さ」が取り柄？の若宮啓文君が「70年代を悔やむ」だか、また何だかワケのわからぬ主張。1975年2月の文藝春秋「日本の自殺」取り上げ（そこで香山健一「東大」教授、とあり香山先生といへば学習院だらう……と気になつたが翌日の紙面で当然、訂正あり。情けない）若宮君曰く日本が70年代に北欧型福祉社会を否定し社会的弱者切り捨てが残念、「中福祉中負担」だつたら良かつた、と……。そんな簡単な問題ぢゃないし大新聞の主筆たるもの、こんな安易な結論で時代を論ずるべからず。ナベツネも困つたものだが若宮君も青すぎ。
