富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

農暦十二月十三日。小寒。喉痛と咳。体調かなり弱つてゐるが旧正月前に針仕事の注文かなり積り忙殺される。晩に餃子煮て飰す。週刊読書人新年号読む。言語学田中克彦先生が健筆でアタシが岩波新書で「言葉と国家」読んだときは先生がまだ四十代後半だつたことに今更ながら気づく。この書籍情報でまた入手したき本が何冊も。これ以上、書室を未読本で埋めてだうなるのかしら、と自省。
▼3・11は西洋文明受け入れた明治維新大日本帝国から決別して新しい国を作った敗戦に次ぐ三度目の「断絶」と半藤一利(朝日)。明治の御一新も敗戦も日本人にとってその前の時代からの断絶なんて無かったですよ、半藤先生、歴史大家扱いでだんだん思い込み激し。
▼「ユーロ破綻、中国バブルも破裂」 山岡消費者相訓示。内閣府職員=内部への年頭訓示。この発言の何がいけないのか。批難する野党も山岡君に注意した官房長官民主党もどっちもアホでお話にならず。
▼高千穂の不正を正そうとする取り組みに国内の機関投資家=銀行(三井住友がメインバンクの由)が誰も支援の声を上げなかったばかりか不正を見過ごした現経営陣の続投を事実上黙認し続けている……と高千穂のウッドフォード元社長。「国際的」光学メーカーとメガバンクがこの態、日本万歳!もうお先真っ暗なり。