富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

香港警察は植木屋か

fookpaktsuen2011-10-19

十月十九日(水)晴。昼に中環に用事ありExchange Squareのなか歩いてゐると混凝土で固められた広場に緑が広がる。緑化政策?のわりには警官が少なからず。近眼の目でよく眺めると全部、植木。ニューヨークのウォール街に似て牛像があるのだが、その周囲をご丁寧に植木の樹木で囲む仕業。紐育の金融街から世界に波及する貧困格差反対の抗議活動は香港では先週あたりから同じ中環でもHSBCが象徴となりHSBCの香港総行下のスペース*1が集結地。これがいつExchange Squareの丑像が標的になるか、でこの緑化対策の由。警察は植木屋か。晩に沙田競馬場。シーズンに三回しかない沙田の夜場。しかも全8レースがダート(厳密にはAll Weather Truck)で、ちなみに逆にハッピーヴァレイでの昼競馬といふのは年に二度しかない。ハッピーヴァレイも夜はカクテル光線が目映く美しいが昼だと拍子抜けするように沙田は昼は立派な競馬場施設も夜は暗く、しかも入場者も少ないので寂しさ漂ふのも事実(写真左は開始1時間前、念のため)。まぁ楽しみといへばハッピーバレーには絶対に来ない競走馬も沙田だから、と夜に出たり昼のダートには出ない馬のダート競走が見られるのことくらゐ。アタシも夜の沙田に来たのは下手したら十年ぶりくらゐかしら、で今晩は馬主W氏のお招きでオーナーボックス席からの競馬観戦。馬主W氏のSunny Fayは第5レース(Class-3の1200m)で二番人気が七着と揮はず。今晩はそれなりに的中もあり馬券はそこそこ配当あり。クラブハウス地下の駐車場に駐車してゐた某氏のアルファードで三更に猛烈なドライブで20分で陋宅まで送つてゐただく。「長安城中の少年」続き読む。

かうした「ん?」と思ふレベルの新聞記事を見るにつけ「外報部の記者や特派員のレベルが低い」と思ふが、さすがに高級紙とされるところでそんな見識の低い記者が特派員してゐるはずもなく実際には国際面担当のデスクや整理記者のレベルが低いのだらう。後方支援がしっかりしてゐるかどうか、が軍事戦略でもビジネスでも重要なのだが。

*1:さすがノーマン=フォスター卿の設計は抗議活動も雨風防ぐスペースを用意とは見事!