富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

蘋果黎と陳枢機卿が反政府勢力(笑)に献金

fookpaktsuen2011-10-18

十月十八日(火)ネットでふと気づいたらブックマークの「ブログ」にかなり大量のブログサイトが「お気に入り」であるのだが大部分が「お気に入り」にしてからほとんど見てゐなかつたり一つ一つ覗くと更新もほとんどされてゐないブログ少なからず。アタシが見てゐる日記で毎日きちんと更新されるのはチョートク先生(こちら)と斉藤さん(こちら)だけ。前者は日記なのだがチョートク先生らしく時間軸がワープするのでプラハにゐて突然、まるで昨日が南馬込だつたり今日が土浦だつたりプラハに佃のボケコッコー鶏がゐるかのやうな錯覚に陥るところが面白い。後者は毎日よくぞこヽまで日本と世界の競馬をフォローしてゐる、とその修行のやうな日々に感心するばかり。ブログ日記はかつてはそれなりに頻繁に更新されてゐた人も最近さうでもないのは、飽きたか、ブームが過ぎたのか、たヾアタシが思ふに呟板(Twitter)と何より顔本(Facebook)の普及が影響大だらう。毎日、日記なんて公開してゐて、いつたい誰が読んでくれてゐるのかしら、もしかしたら自分だけ?なんて無常さ感じるよか、呟く程度の内容なら呟板でいヽわけで顔本なら友だち同士でつながつてゐる何か輪のやうなものを共有できる。それに比べブログ日記は……だらう。そこで毎日見てゐるような日記除き知己のブログなども含め「お気に入り」からばつさりと削除。例外的に畏友の村上湛君(こちら)や竹本葵大夫師(こちら)など呟板も顔本もなき貴重なサイトは残したのは当然。塩鮭焼いて晩飯。食後にRowan Atkinson主演の“Johnny English”をDVDで見る。先日見た続編の“Johnny English Reborn”の方が完成度高く、この前作はストーリーは幼稚だがコメディの基本をドタバタコントからタブーに近い糞ネタまで披露して、さういふ意味では面白い。それにしてもほんと王室なしには笑ひができないのか、はモンティパイソンのころから英国喜劇の真骨頂。これは王室がなくても国家が成り立つのに王室を据えてゐる国と近代国家なのに王室なくしては成立しない日本やタイとの違ひ。東洋文庫で王独清「長安城中の少年」読み始める。
蘋果日報社主の黎智英氏が天主教の陳日君枢機卿民主党、公民党から社民連にまで政治献金、その額は数千万ドルとネットでの情報暴露。政党の政治献金リスト漏洩。各党とも献金者のプライバシー保護を理由にノーコメント。明らかに来る区議選に向けての泛民主派攻撃。マスコミも挙つて報道するが楽しみなのは明日の朝刊。→で翌十九日の朝刊見れば中共紙・大公報は一面トップで反中・黎の陰謀的献金大々的に報じ、姉妹紙たる文匯報はインテリ紙?らしく陳枢機卿のカルト的献金を報道で二紙でじつに巧みな仕事分担ぶり発揮。それに対して蘋果日報はこの民主献金は二面扱ひで陳枢機卿は中国で弾圧される地下教会支援のため良心の献金、と報道。一面トップは「國企巨頭失手機追従追入駐軍総部」。中共系某企業大幹部のiPhone紛失で探知機能使つたらiPhoneの在処が中環の人民解放軍香港総部と出てしまひ場合によつては人民軍関係者が盗難に関与か?と。たヾMacGPSによる探知機能は50mくらい平気で誤差があるので(チョートク先生などプラハにゐるのにエチオピアである)、解放軍総部の中ではない加茂……と尻窄みの感あり。それにしても久しぶりに香港の親中左派紙を見たが何だか紙面デザインが蘋果日報化してゐるぞよ……笑。

文末は「感じ〼」だつたんですがTwitterが転載されると、こんな字が?に化けますね。