富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

ドリアンがどんなものか知ってほしい

fookpaktsuen2011-05-09

五月九日(月)さすがに寝苦しく朝四時半に目覚めちまつた。四月下旬の復活祭からメーデー、で明日は佛誕とかうまで祝日が散らばると世間の仕事の能率が下がり何かと忙しい。昨日街市で買つたドリアン(榴槤)があつたので夕食はご執務の途中、早めに外で軽く済ませ夜遅く帰宅してアタシにとっての今年の初ドリアン頬張る。いゝ具合に熟してゐて今年は値段も高くないやうな。ドリアンの過食や酒との食べ合わせが悪いといはれるが真偽の程は別としてアタシはドリアン食べて死ねるなら本望。平井憲夫「原発がどんなものか知ってほしい」(こちら)読む。網上ではかなり古い文献だが三月の東東北の震災のあと、また「ほらみたことか」と網上で出回つてゐる由。平井憲夫なる人の講演が元でそれを纏める段階でかなり加筆されたとか内容に誤解があるとか平井なる御仁こそ存在しなかつたんぢゃないのかとか細かい反論などもある。実際に核禍にあるいま読んでも「そこまで放射線被曝しちまつてゐるのか」がピンとこないのも正直なところ。だが「生活のゴミでさえ、捨てる場所がないのに高レベルの核廃棄物をどうするのか」「原発がそんなに大変なものなら、今頃でなくて、なぜ最初に造るときに一生懸命反対しなかったのか」「原発が止まったら電気がなくて困る、と都会の人は原発は遠いから少々怖くても仕方がないと考えている」「核の平和利用などあり得ない」といつた主張は誰彼に関はらずその通り。自宅では夏でも冷房もつけぬアタシは電力供給は減らすべきと思ふ。
▼星加坡の総選挙を中国の管制報道が“选民也要反对党制衡政府。从这次大选的激烈程度,可以看出选民要政府聆听他们的意见。”と意外とありのまゝ伝へてゐる(こちら)。