富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2010-11-03

十一月三日(水)夕方、紅磡で出仕事終はり尖沙咀。映画の時間までiSquare(舊リージェンシー)の彌敦ロード見下ろす星巴珈琲で新聞読み日剩綴つたりして晩八時ぎり/\に樓上の映画館に往きネット予約済みの入場券ゲットしようとしたら記録御座いません、で慌てたら映画館はiSquareでなくThe One、とそれは何処?と思つたら舊・東英商場ビルがThe Oneといふさうで地面に下り彌敦ロード歩きThe Oneに向かひ、また樓上までぐる/\と上がり10数分遅れ、で印度はDev Benegal監督の映画“Road, Movie”見る。印度の荒涼とせし砂漠地帯を舞台に何とも千夜一夜的なる物語の世界。印度映画といふと例の歌劇?の印象強くちょっと「ごめんなさい」だが、この映画は印度の新作風派。映画終はりThe Oneの商場も見学。かつて通つてゐたCalifornia Fitnessの露出症的新ジムありLost & Foundとか90年代の東京、西武のLoftのやうなアート系グッズ屋さんも香港もこゝまできたか、で頑張つてゐるが果たして香港のこの店賃の高さでどこまで太刀打ち出来るかしら。若者の消費力はじゅうぶんあるが、かつてのLoftのやうなマーチャンダイジング:それは実は強力な問屋に支えられたものだつたが、それが難しいから、溢れるほど面白グッズが集まらず、どうしても品揃えが「薄めた」感にならざるを得ず。
▼香港で2013年度をメドに「徳育及国民教育」科目を義務教育での必修科目にする政府目標。陳腐。さすがに試験科目には出来ず、が日本の道徳と一緒。ちなみに中国では必修で試験問題がどういふものか、といふとこちら。呆れてモノもいへず。これを推進する責任者が香港政府教育局長の孫明揚。見た目は安キャバレー経営者だが、どの部署の高官となつても無難に仕事こなす、侮れぬ策士。

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