陰暦八月十五。夕方、湾仔。貝夫人普通科問診診所で高血圧の定期検診。定検といつても自分で血圧測り問診だけで処方薬供されるだけだが、これまで供された薬（アテノロール50mg）服すと日常生活では問題ないが走ると足が異様に重く感じ走れないと医師に伝へると高血圧の薬はいくつかあるし強い薬は必要なささうだから他のを試してみませう、とアムロジピン2.5mgに変へて様子見てみることに。銅鑼湾で打合せ二つ。ヴィクトリア公園に中秋の月見に往く者多し。今晩は生憎多雲。帰宅してカレーライス食す。外に出てみると空には朧ろながら中秋の月。陰雲蔽虧下着綿綿雨。かなり涼しくなる。灯籠提げ家族で漫ろ歩き、今夜ばかりは、と夜遅くまで近隣の友と遊ぶ幼子など賑やか。
▼「如果日方一意孤行，中方将进一步采取行动，由此产生的一切严重后果，日方要承担全部责任」と温和ぶりが賣りの温家寶首相が首脳会議で訪れた紐育で凄んで見せる。
所謂「國力」の勢ひといふか、どう見ても菅相丞、高坂ゼミ外相より役者が一枚上。「大國振つてゐる」のではなく何千年来の本当にDNAに染込んだやうな地としての大國ぶり。その大國に対して日本は「沖縄本島より中国にずつと近い」小島の死守に國運を掛けやうとしてゐる。それも海域侵犯の漁船船長の拿捕なんて小事で毅然と粛々と、と。
▼尖閣諸島を中国が中国領と主張するのと同様に、日本のマスコミが尖閣諸島をニュースにする際に、判で押したやうに「沖縄県石垣市に属する尖閣諸島の」と云ふのが耳障り。「沖縄県石垣市に属する」は日本の単なる行政上の認識にすぎず。誰か石垣市民が居住し石垣市役所の支所でもあるなら「沖縄県石垣市に属する」だらうが、さうでないのに「沖縄県石垣市に属する」といふと、まるで昔からさうだつたやう。「日本政府が領土と主張する尖閣諸島」といふのが正しいが、さういふと領土問題が存在すると聞こへるから「沖縄県石垣市に属する」と既成事実のやうにいふ。日本政府の見解としてはそれでいゝがマスコミがそれに倣ふことぢたいNHKならNHKが「尖閣諸島は日本領」といふ一つの政治的見解をもつてゐることになるわけで厳密に不偏不党の中立的な報道も出来てをらぬ、といふこと。例へばFT紙が、この諸島を“uninhabited islands claimed by both Japan and China”と呼ぶのがもつとも政治的正確だらう。
@fookpaktsuenhkg: 「中国がやっていることはやくざと同じ」とやくざ都知事の弁、で訪中中止って寧ろ北京市が大都市問題協議の国際会議に石原を招いてことの方が驚き。
2010-09-22 09:01:44 via web
富柏村写真画像 www.flickr.com/photos/48431806@N00/
