八月廿六日（木）朝、浴室でラジオ聴かうと思つたらスピーカーから音がしない。あれっ？と寝室の目覚し君（BoseのWave music system）はちゃんとRTHKのCh-3のニュースを流してゐるが、どうやらline-outがイカレてゐる。Boseの服務中心に往く。ここ数年で三度目となつたが十年でもう修理するならtrade-inで格安価格で新品入手が無難。前回、CD読み込まなくなり修理の際もtrade-in勧められてゐたのだが。たヾ現行機は肝心のline-outがなくヘッドフォンジャックのみ。つまりこれに繋ぐと本体のスピーカーが消音してしまふのが難。それでもCDの読み込みも不安定で買ひ替へは潮時。香港のこのWave music systemの価格は日本の７掛くらゐだが更にそれがtrade-inは６掛で、つまり日本の価格の４掛となる。寝室で寝しなに、目覚しには十分すぎる音質。
▼深圳経済特区成立（1980年8月26日）から30年。1982年に２万人の解放軍兵士が動員され深圳特区のインフラ建設が本格化。経済ばかりか1986年には深圳青年報が社説で障ﾅ小平の引退求めたり一党専制非難など政治的にも特区的ですらあつたが1989年の天安門事件で全国指名手配の民主派運動家が深圳からの密ルートで香港経由して亡命図るなど深圳は民主化運動にも貢献？があり特区の政治改革も停滞。90年代には上海浦東地区が特区として著しい発展を遂げ深圳も経済発展ぶりで次席に甘んじることにはなつたが1992年の障ﾅ小平の「南巡」による重要講話「誰不搞改革開放誰下台」も深圳で発せられ深圳の中国の経済改革のシンボル的地位はけして揺るがず全国一の平均個人所得で1,500万人の大都市に。もはやあまり報道も大きくないが今更、で深圳経済特区はこれまでの羅湖、福田、南山、鹽田から深圳市全域に拡大され（今年７月）、先週は温家宝首相が深圳視察。近々、30周年記念式典挙行で胡錦濤国家主席の重要講話あり「多少の（地域限定的な）政治改革にも触れるか」との噂。掲載の写真は深南大道で1983年と現在（背後の山が同じ稜線）。
▼この深圳特区のインフラ建設に尽力した２万人の解放軍兵士転じての労工*1は、そのときに退役扱ひとなり、おそらく当時の特区大規模造成にあたつた国営企業の嘱託にでもなつたのだらうが、その後も深圳で土建業に従事してゐたが、深圳の就労状況も大きく変はるなかで失職する者が相次ぎ年齢的にも当時二十歳なら今では五十で肉体労働の現場ではけして歓迎されぬ年齢。本人たちにしてみれば解放軍兵士が国の命令に従い特区建設の工人になつたわけで、生活保護や老後補償など求め当局に集団で訴へるが厄介者扱ひされるばかり。
▼かつて香港のスター、その後、何かと香港人の感情逆なでするやうな発言相次ぎ最近はすつかり嫌はれ役？のジャッキー＝チェンが今度は23日のマニラのバス乗つ取り香港人８名殺害につき呟板にコメント。
This kind of things always happen around the world. It happned to hk's people, the whole HK is talking abount it. It's really sad.
と。確かにフィリピンで同じ事故があつても被害者がフィリピン人であつたら、こゝまで悲しまないであらうことは事実。何か惨事あり「日本人の犠牲者はいない模様です」のコメントに安堵する、あれ。ただ、それが不条理か、といへば難しいところ。更にジャッキーさんは
If they killed the guy sooner, they will say why not negotiate first? If they negotiate first, they ask why not kill the guy sooner? So sad.
とも指摘。これもなかなか厳しいところ。この指摘は「正しい」。が、それを今、この「香港全体が悲しみに覆はれてゐる」という（ことになつて）ゐる状況で敢へて言ふか？だらう。香港で生まれ育つたジャッキー＝チェンにしてみれば自分が香港人であるからこそ、で敢へて香港人の彼なりに欺瞞に思へるところに苦言呈してゐるのだらう、が、もはや反発大きすぎ「誰様のつもりぢゃ？」とかなり反発あり。
Bose Wave music system パーソナルオーディオシステム プラチナムホワイト
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