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八月十四日（土）朝、連日驟雨あり。昼前にジム。晩に久々に陋宅にて知人招き夕食会で午後はこれ幸ひに掃除と身辺整理。外交官Ｔ嬢、Ｎ助教授、Ｓ編集長と某五ツ星ホテル営業ディレクターY嬢と全員女性でＺ嬢の酒肴でエグゼな女性たちにアタシ一人がお座敷に招かれた幇間のやう。六人のうち四人が酒飲みで三鞭酒、白と赤の葡萄酒各一本で済んだのは食後に某ホテルのケーキ、マスクメロン、京菓子にとらやの羊羹と甘味づくしゆゑ。だが甘味をいちばん頬張つてゐたのがあたくし。
▼最近注文される広東語について。昨日の信報に「不愛説広東話的総監」といふ記事が面白い。利用者の個人情報売却で巨額の利益得てゐた八達通（オクトパス）はCEOが引責で事実上の更迭となつたが梁國權なる主席が至つて低調なのは、この御仁が八達通の事実上の親会社たる港鐵（MTR）の財務及業務拓展總監が本職で八達通主席は黙つてゐても儲かる子会社の形式的役職ゆゑ。全ての責任はCEOの陳女に負はせたがタイミング悪く一昨日、港鐵の定期業績発表あり否が応でも記者の質問は八達通主席としての梁某に対する八達通問題。剣橋大学卒の梁某は「広東語があまり流暢でない」として英語で記者の質問に答へてゐたが記者の質問攻めについ「對於第一個問題……」と広東語で答へてしまふと傍らにゐたPR担当者が「English、English」と呟き、また英語に切り替へた由。もと／＼香港育ちで広東語はnativeだが要するに記者会見は突っ込みに用心して英語で答へることで形式的に無難に済ますのが狙ひか。香港での広東語と英語の一つの使ひ分け、として。更に付言すれば普通話は北京向けの公式見解か。

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