富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2010-05-21

五月二十一日(金)昼前に青物買ひに、と筲箕灣行きのミニバスに乗れば運転手が「筲箕灣好錯車〜!」と怒鳴つてゐる。何かと思へば今日は佛誕の祝日=旧暦四月八日(小満)で譚公誕。そりゃ譚公廟のある筲箕灣は獅子舞ひや山車が街を練り歩き芋を洗ふ賑はひ。三社祭とは知らず浅草に来たやうなもの。潮州麺屋に昼を食し筲箕灣から西湾河、太古まで漫歩。午後から自宅で寛ぐ。晩に韮のパイを焼いたりして食す。豪州Clare ValleyのAnnie's Laneはリーシング 08年飲む。ジャレド=ダイアモンドの『銃、病原菌、鉄』少し再讀。
▼香港のICACが指名手配34年の元香港警察高官・呂樂がカナダで逝去。齢九十。五、六十年代に警察が暴力団との癒着、収賄激しかつた頃に殊に英国植民地警察組織で地元警官のトップであつた「華探長」の権限絶大。当時の四人の華探長全員が収賄でかなりの財産築いたが中でも呂樂は四十代後半で警察早期退職の際に「五億探長」と呼ばれるほどの財があり七十年代に香港政庁にICAC創設されることになると逮捕恐れカナダに逃亡。当時カナダに移住の警察OB多く連合で不動産投資など盛ん。英国領でカナダと香港の刑事犯人引き渡し可であること恐れ呂樂は台湾に移住し台北で隠遁生活。カナダには偽名にて滞在の由。

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