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十月二十一日（水）Googleの日替はりのロゴのところに小林少年がゐて何事か？と思へば今日は「乱歩の誕生日」の由。乱歩先生ご本人の写真など載せず小林少年となつたことで乱歩先生も草葉の陰でご満悦かしら。気がつくと何だか新聞の切り抜きや読み残しの特集記事やあちこちのファイルに澤山。資料をどう整理できるか、でキマるなんて「知的生産の技術」からさんざん言はれてゐるがスクラップブックに貼るなりカード化するなり、いづれにせよ「溜めたら最後」。誰が書いてゐたか、とにかく必要な書類でも切り抜きでも箱にどんどん放り込んでゆく。で適当なところで一番下の三ヶ月前くらいのをどつさり捨てる。三ヶ月も必要なかつたデータは今後も死蔵して終はりなのだから、と。かなり説得力あり。しかもネット情報が拡充しアトになつて何が必要な情報はネットで漁ることも容易。それでもアタシは勉強のため、とノートに書き写す派。中村だか蹴球選手のノート活用が話題になつたが最近はとにかくペンを握ることも稀で惚け防止かね努めてノートにちよつとした記事は張りつけ長い記事は要点のみメモ書きするやうな作業。切り抜きを見てゐると、もうとつくの昔に終はつてゐるが紐育のMOMAで中国のSong Dongの、この芸術発表など興味深い。銅鑼湾の洪何記で鶏絲炒麺を晩に食す。いつも雲呑麺ばかり此の食肆で食すが干炒牛河と並び炒麺も評判

南華力戰僅敗，賽後眾將失望地步離球場。黃冠華攝

だが初めて。あつさりと美味だが一人で食べて良い量ではない、と反省。晩遅く十時に旧知のＳ氏と銅鑼湾のEast Endでエール二杯。Happy Valleyの競馬はまだ終はらぬが香港スタジアムで蹴球の試合終はつた直後で凄い数の人が路上に溢れるを酒場から眺めるが晩のスポーツ観戦＝酔客多し、どころかシラフの者ばかり。アタシと会ふ直前までテレビ中継眺め楽天応援してゐたといふＳ氏から八対四でほゞ勝ちを手中に収めた楽天が九回裏で逆転サヨナラ本塁打打たれ負けた、と聞く。なんて試合を盛り上げることが好きなのかしら、楽天は、と呆れて感心するしかなし。
▼今朝の朝日新聞（オピニオン欄）で竹中平蔵君に大いに民主党政権について語らせた、あの取材記事は何なのかしら。竹中君の民主党へのコメントはかなり正鵠を得たもの。たゞし、である、経営破綻した会社で事実上更迭された財務担当役員に再建会社の経営についてコメントをとるやうなもの。前科を一切不問としたまゝ、で竹中君にしてみれば政権に身を置いた当時は憎き朝日も今かうして自らにお智慧拝借は「なかなかさすが朝日、捨てたものぢやないのぉ」かしら。

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