富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2009-06-30

六月卅日(火)曇。早晩に帰宅してドライマティーニ二杯。煮た咖喱を食す。さつさとアタシは早寝だが半夜三更、七月朔日になるを以て香港政府の禁煙政策は酒場、雀荘、夜総会など「大人の場所」の禁煙緩和措置失効し全面禁煙となる。
▼香港の所得税について(以下、HK$1=12円での概算)。所得税の基本控除130万円、既婚なら260万円、無収入の親の扶養は別居で36万円、同居なら倍、両親なら倍、他に子ども養育控除、住宅ローン金利分控除など様々あり。単身で所得が130万円以下なら所得税は無税。年収500万円で配偶者と子が一人ゐると所得税は約16万円。配偶者と同居の両親に収入がなく子供が二人ゐて香港の不動産の高値で月24万円の住宅ローン返済のうち12万円が金利だとした場合、なんと年収600万円で所得税は無税となるだらう。
▼香港鼠楽園の拡張に鼠楽園と香港愚政府が合意。既存のエリアが「子ども騙し」なので「大人も楽しめる」三区域の建設にHK$36.3億を投入。鼠楽園側がHK$34.9億投資で香港政府の再投資は御座居ません、と言ふが実際にはHK$62.5の返済計画もなき償還まづ不能のHK$62.5億の融資貸付あり(鼠楽園側はこれにHK$27.6億)。香港政府の投資額は当初の土地造成まで含むと已にHK$220億。鼠楽園側は毎年920〜1,070萬人の入場者見込むことで開園からの40年で香港にHK$984〜1,173億の経済効果あり、と言ふが米国鼠による詐偽は明らか。香港政府は拡張後の入場者を年間730萬人と多少地味に見込み経済効果をHK$647億とする。それでも投資資金の約三倍弱で、と説明してみせるが1999年当時、香港政府は鼠楽園開園での投資効果をHK$1,480億と豪語したのだから馬鹿もいゝ加減に仰しよ。泥沼。こんな愚かな計画を立て公的資金導入した香港政府の小役人どもの「責任者出て来ーいつ!」と人生幸路。だが香港鼠楽園の誘致計画責任者はアンソン陳方安生で後任が文革曽。後者は明日の香港回帰紀念式典の主人公で前者は午後遅くの民主派デモで「香港の良心」か。

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