五月十四日(水)快晴で湿度なく窓を開け天井扇の風も心地よし。体調回復。尖沙咀に所用の帰りがけに寄りし処に椿事あり。晩にNHK番組「ためしてガッテン」の焼ソバ特集で女性アナが「麺が煮られたら」といふ言ひ回し。文法的に間違ひではないが他動詞「煮る」の受け身の「煮られた」よりも自動詞の「煮える」の「煮えた」のはうが自然なのでは、と思つたがgoogle検索では前者19.2万件に対して14.6千件。究極のヤキソバで「両面黄」といふのが紹介されたが、これはgoogleで僅か9件、兩面黄で74件(銅鑼湾の金満庭「京川滬」菜館のそれが紹介あり……)、香港人二人に翌日尋ねたが二人とも両面黄を知らず。ところヤキソバの調査で「NHKの国際放送で働く中国の人に尋ねてみました」といふ表現が耳障り。「中国人スタッフ」の方が寧ろ親近感あり。テレビ等では「中国人」や「韓国人」がすつかり「中国の人」や「韓国の人」に置き換へられた感あり。黒人は「黒い人」に非ずイギリス人やアメリカ人はそのままなのに何故に中国人は「中国の人」か。中国人や韓国人が差別的?、或いはさういふ偏見が根底にあり、かしら。「函館の女(をんな)」も差別的なので「函館の女(ひと)」か。
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