富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2007-06-22

六月廿二日(金)夏至。快晴。子どもの頃に影踏み鬼、なんてしたことを思い出す。晩にジムで有酸素運動一時間。
▼陶傑氏が蘋果日報の随筆で羅范椒芬の「舌禍」について語る。政治家にとって「一言」が命取り。シェークスピアハムレットから“Give the thoughts no tongue, nor any unproportionated thought his act”(考へを迂闊に舌に出すな、機に合はぬ考慮は行ふな)の科白を引用し、英国統治のなかで香港政府の高官は全くこれを学んでおらず、と。御意。ちなみに翌廿三日の連載では陶傑氏は1974年8月のニクソン大統領の辞職を回想し「大統領を辞任する」とだけ離職状認め国民に向けたテレビ演説でも「自らは任期全うする意志があるが国会の信任が得られず国家利益が優先されるべきと考え辞任を決意」と語った、その真摯なる態度を誉める。まぁニクソンと李國章や羅范椒芬を比べちゃいけないのだろうが。

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