富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2007-05-16

五月十六日(水)松井今朝子女史のブログからの受け売りだが昨日NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」という番組で藤沢調教師曰く「馬はレースに負けたからといって、悔しいから次のレースに勝ちたいなんて思うわけないですからね。ヤル気を出させるのは大変な仕事なんです」。含蓄。毎週水曜日はHappy Valley競馬場で競馬開催あり。水曜晩にゆっくり競馬する時間もずっとないが3T馬券だけは買い続けている。指定の3連続レースで各レースの上位三頭を順位に関係なく当てる、つまり三連複を3レース連続で当てればいい、の計9頭で、それだけ聞くと当たりそうだが難しい。配当は入賞各馬の人気倍率に関係なくJack Potで高額配当。今晩もHK$1.8m(2.7千万円)。260万倍ということになる。で各レース3頭ずつ長年のあたくしなりのフォーミュラで選ぶのだが、今晩も時々ありがち、な各レース2頭はきちんと入っており、各レースとも「あと1頭」が選べず。これまでに最大7頭的中はあるのだが、どうしてもあと一歩、いや二、三歩が難しい。しかも一点買いなのだ。晩に薮用終えて銅鑼湾のバーSでM君と待ち合せ、飲む。M君には先日、新宿のヨドバシカメラオムロンの万歩計買ってきてもらった精算。
親中派御用政党・民建聯の馬力(Ma Lik)主席が昨日、愛国教育について述べるなかで現代史で天安門事件についても触れるべきと言及し具体的には天安門事件を正確な分析することで正当に理解し「屠城」と言われるような状況でなかったことを理解すべき、と主張。勢いづいたか、それに続け、六四・天安門事件につき当時の北京が「屠城」の如く言われるが天安門事件で死者がおらぬとは言わぬが本当に屠城なら四千人くらい死んでも不思議でないし、タンクが市民をひき殺して進んだような事実はなく、反中勢力の策略に乗り天安門での出来事を政府に否定的に誇大して把握するべきでない云々と主張。毎年この時期、六四に向け中国民主化などにつき政治的敏感な頃。その時に馬力、何を思ってのこの「見直し」発言か。当然こうした発言が市民の反発くらうのは承知のはずで民建聯も天安門事件や中国民主化については敢えて触れずに香港の民生面など強調してきたのだが……。

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