富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2007-03-24

三月廿四日(土)北京より畏友O氏来港。O氏につき合い昼前に中環のカメラ屋巡り。目標はニコンのシャッターレリースAR-1の未使用品を探せ。40年前のニコンのF、F2用で、アタシはF2にこれを中環の某カメラ店で「あげるよ」と授けられ使っておりO氏は御尊父譲りのFにこれを装備したい、と。御意。Stanley街の有力カメラ店数軒覗くが在庫なし。それじゃ、と尖沙咀に渡る。「まぁここは新品のレンズとか眺めるだけで」と最初に天祥撮影器材に入り一通りレンズ眺めアタシがLFILeica Fotoprafie International)という雑誌の2月号眺めているとO氏が「ありましたよ」と目敏くAR-1発掘。箱入りの新品。若い店員は「これ、何?」の表情でHK$100で入手。ひとまず任務完了で香檳大廈の中古カメラ屋巡り。アタシなんざ眺めていても「これって何?」のようなファインダーであるとかアクセサリーがO氏の如き好事家にとっては垂涎のものばかり。いろいろご指南いただく。David Chan氏の店でもかなり念入りにカメラ眺める。店の対面にある客は入れてくれないDC氏のカメラ倉庫は圧巻(画像)。徳發牛肉丸で昼に牛?麺を食す。旺角。萬成などカメラ店ちょっと眺めO氏と別れ午後は九龍で薮用済ませ夕刻、観塘のampなるショッピングセンターで確かCitysuperがあった、と思って葡萄酒買いに寄るが大きな勘違いだったようでジャスコがありジャスコ食品売り場の酒コーナーでMedocはCh. Saint-Hilaireの03年、St. EmilionはCh. De Monturonの2000年の二本購入し地下鉄で北角、タクシーでJardine's Lookoutの益新食堂。O氏夫妻とZ嬢と晩餐。益新は盛況。今晩も実に美味い粤菜堪能。久々に夕食を腹一杯食す。まぁ明日走るからいいか。葡萄酒はCh. Saint-Hilaireが正解。それにしてもアタシが益新に入るなり支配人のW氏が厨房に「花彫、熱一枝!」と紹興酒のオーダー伝え「今日は葡萄酒だよ」と慌てる。Z嬢が万歩計つけているのだが、それが東京から京都まで東海道五十三次のとても「ダサい」。中国でもこんなの売れないかね?という話題となり、アタシの提案は題して万歩計「長征」。雷鋒に学べ!みたいなスローガンで万歩計で中国共産党の革命の苦難を実感、というわけでディスプレイは「遵義から延安まで」である。中国共産党のお墨付きグッズで、とくに若い党員などに向け販売、中学校とかでも使用が奨励され、かりに一個50元として少なく見積もって五千万人に販売されたら25億元の売上げである。

富柏村サイト http://www.fookpaktsuen.com/
富柏村写真画像 http://www.flickr.com/photos/48431806@N00/